ETCの恩恵

ETCで高速料金が休日1,000円乗り放題！

誰が考えてもゴールデンウィーク期間中の大渋滞は予想が出来た。
しかし、解っちゃいるけど止められない。
そして案の定、墓穴を掘って大渋滞に巻き込まれたのだった。

何とかゴールデンウィークのリベンジを！！！

あ～ぁ、1,000円で空いた高速道路を思いっきり走りたい！！！

そう思っていた矢先の事。
ＴＶを見ていると、年に一度の出雲大社大祭礼が紹介されたのだった。

期間は5月13日～15日までとの事。

ゴールデンウィーク明けで交通量も少ないはずだ！！！

『よっしゃ！1,000円で出雲大社に行くぞ～』

というたわいも無い動機で出雲大社に行ったのだった。

さすがにゴールデンウィーク明け、高速はガラガラに空いて快適に走れる。
全く渋滞にあうことなく、中国道から米子道に入り鳥取の米子市まで来た。

ところが、米子で何故か高速出口のゲートがある？？？

高速から出るつもりはないのだが、道はゲートまでの一本しかない。
なすがままゲートをくぐると『料金は￥1,000です』とETCが通知したのだ。

『えっ・・・何で？？？』

僕は全く高速を出たつもりは無い。
また走っている道路は全く高速道路であり、一般道とは思えないのだ。

僕は不思議に思いながら走り続けた。

しばらく走っているとまた高速のゲートが現れた。
そのままゲートをくぐるしかない。
すると、ETCが『料金は￥350です』と通知しているではないか！

な、何と！　また高速料金をとられたではないか!

おおおっ、詐欺じゃ！！！

一部、二重徴収されていたETC上限1,000円割引もゴールデンウィークにはシステム
の改良が終了したよういわれていた。
しかし、この山陰自動車道は、全線開通していなく、一部は一般道らしい。
つまり高速を下りたことになるようだ。

たかが￥350なのだが、されど￥350なのだ。

僕の頭の中では￥1,000が強くインプットされていたので、とにかく無念なのである。

そう思いながら走っていくと、またまた高速のゲートがあるではないか！
しかしゲートを通るしかないのである。

ひえぇ～、またまた高速料金をとられた！！！

ETCの音声が楽しそうに『料金は￥350です♪』と言ってるようで憎々しい。

結局、￥1,000と思っていた高速料金はプラス￥700で￥1700・・・
往復￥3400で￥1400の予算オーバー・・・・・
単純に片道￥1,700と思えば安いのだが、素直に安いとは思えない。

土曜日の高速道路としては一度も渋滞にあうことなく、快適なドライブを楽しむ事
が出来たが、いまいち気持ちが晴れやかにならなかったのだ。

 

ということで出雲大社。

長い参道は広々としていてゴミ一つ落ちていないほどキレイである。

おっ、本宮が見えてきた。

『後ろの方に何かえらい近代的なビルが建っとるな～』と思ったのだが、現在
出雲大社は「平成の御遷宮」という５６年ぶりの改装中だった。

工事中のため、本殿周辺には入れなかったのだが遠くから見ても圧倒される
大きさである。

 

また、このしめ縄も驚きの大きさだった。

しめ縄の中には、多くにお賽銭が挟まっている。

そして多くの参拝客がしめ縄に向かってお賽銭を投げ込んでいるのだ。

※必死にお賽銭を投入れている人の図

 

見事、投入れれば”おかげ”があるのだろうか？

僕もやってみる事にした。

第一投目、失敗。
簡単に出来ると思っていたのだが、投げる勢いが足らなかったのだろうか。

第二投目、また失敗。
勢いをつけて投げた僕のお賽銭は、せっかく挟まっていたお賽銭を見事に直撃
して、お賽銭１枚を落してしまった.....

第三投目、またまた失敗。
アチャ～......今度はお賽銭が２枚も落ちてきたぞ　σ(^_^;)ｱｾｱｾ... 。

家族は「せっかく、お賽銭入れた人が気の毒や！」と言うのだが、ここまで来て
引き下がる事はできない。

そして第四投目、ついに成功！！！
僕のお賽銭はしめ縄の中にしっかりと入っていったのだ！！！

但し３名分の投げ入れた賽銭を犠牲にしてしまった.....

３名のどこの誰か解らぬ方々よ！
皆様のお賽銭を落してしまって本当に申し訳ない！
しかしお賽銭は賽銭箱に丁重にお供えしたので心配には及ばないぞ！！！

 

大国主命
あの有名な『因幡の白うさぎ』である。

 

 

出雲といえばやはり出雲そば。
出雲大社周辺に詳しい人からの情報で行ったお店。

荒木屋

江戸後期から続く老舗の蕎麦屋らしい。

 

店内には『ひばり美空』のサインが！

主人はひばり美空のファンなのだろうか・・・

 

そして席に座り、ふと上を見上げると・・・

『ジャイアント馬場』のサインも！

主人は『ひばり美空』と『ジャイアント馬場』のファンなのだろうか・・・

まるで神座ラーメンのように、色々な有名人のサインがあったのだ。
200年以上続く老舗の蕎麦屋らしからぬ店内である。

割子四代そば。
四つに重ねられ、上からなめこおろし、卵、とろろ、そばのみ。

通常、そばを食べるということはあまり無いのだが、普通食べるそばに比べて
ザラザラ？した感じだったが、そばは甘くてたいへんに美味しかった。
ちなみに割子四代そばは”そばのみ”が一番美味しく感じられた。

しかし、この割子四代そばが￥1,380とは高過ぎるのではないだろうか？
香川なら￥1,380あれば『讃岐うどん』を５杯は食べられる。
そもそも、本日の高速の片道が￥1,700なのだ。

 

帰りに偶然に見つけた旅館、竹野屋。

出雲大社の近くにあるという噂は聞いたことがあった。

『竹内まりや』の実家である。

 

偶然にも連続して神社関係の記事になってしまった。
信仰心のない僕でも金毘羅宮や出雲大社はやはり素晴らしいと感じられた。
特にこの度訪れた出雲大社はさすがに日本の神道のルーツだけあって、独特
の神々しさを感じられたのだ。

 

さて、この出雲市内は街のあらゆるところに大国主命の絵が描いてある。

大国主命を見て思い出した事がある。

中学～高校生の頃、イエスというロックバンドに夢中になった。
以前の記事で書いた事があるが中学～高校の時代に僕が最も聴いたバンドで、最も
愛着のあるバンドだった。

また、このイエスのボーカルのジョンアンダーソンの衣装。

　　

昔から大国主命の衣装に似ているように思っていたのである。

 　

 

Yes　/　White Album

　　

『初期のブートの名盤』としてブート盤屋でコピーCDのを売られている事がある。
しかし、実はブート盤とは違うのだ。
このアルバムはオランダの”OFFSHOREレーベル”の正規盤だったのだ。
僕が高校生の時はもう入手困難で、その当時血眼で捜したが見つからなかった。
何年後に中古レコード店でこの中古LPを見つけたのだ。
『高校時代、このLPを聴いたら涙もんだっただろうな～』と思う一枚なのだ。

LONG DISTANCE by YES(White Album 1972)

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

 

Yes　/　and you and I

コメント 23

とんだ出費になってしまいましたね。
出雲大社へのお賽銭の上乗せと思って・・・やっぱり思えないですか？（笑）
我が家のマイカーは、いまだにＥＴＣ車載器がありません。
高速道路で遠出をしない、そして遠出をする時はＪＲを利用して、車内でビールをグビグビか爆睡派ですので（爆）
by ベアトラック (2009-06-01 06:40) 

ETC に始まり、YES で終わる！
この記事の展開の見事さに圧倒されました。（笑）
大国主命に発想を得たコスチュームとヘアスタイル！
案外、ビンゴかも！
・・・‘神’つながりで！　（＾◇＾）ｖ
by びっけ (2009-06-01 11:45) 

１３５０円だとお造りと天ぷらも付いてよさそうなお値段。
高いね～
姪は出雲大社で結婚式を挙げたのですよ。
厳かで素晴らしかったです。
挙式代って２万円くらいだって！
by koto (2009-06-01 21:55) 

xml_xsl さん
ありがとうございます。
by 蟹道楽 (2009-06-03 00:03) 

ベアトラックさん
飲みに行くとラウンジでは平気で￥10,000位払うのに・・・・・
不思議なものです？
この￥700が妙に高いように感じてしまいます。
>>ＪＲでビールをグビグビ。
確かにこれが一番幸せですね！
by 蟹道楽 (2009-06-03 00:06) 

びっけさん
とりとめの無い文章を最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。
ビンゴ！！！って思って頂けますか？
Jon Andersonのコスチュームもですが、Yesというバンドは歌詞も曲調（特にアルバム、海洋地形学の物語）も仰々しく、ある意味神がかったバンドでした。
by 蟹道楽 (2009-06-03 00:14) 

shinさん
ありがとうございます。
by 蟹道楽 (2009-06-03 00:15) 

koto さん
お造りと天ぷらとは・・・
実にリアリティーのあるメニューですね！
正にその通りだと思います。
まあ、観光地料金なのでしょうね。
仏教に比べて神道は安い？？？といいますが・・・
出雲大社で挙式代、２万円というのはなんともリーズナブルですね。
by 蟹道楽 (2009-06-03 00:18) 

ジョン・アンダーソンと大国主命...服は近いものがあるかも
知れませんね。もっとも、ジョンは「ロック界の長嶋茂雄」的な
印象が強いのですが。^^;

And You and I （邦題：同志）は Moog の素朴なソロが印象深く、
まるで国境も無いような太古から奏でられ続けてきたのではないか
と思うくらい、自然で親しみ易いメロディです。
by nexus_6 (2009-06-03 13:05) 

プログレと出雲大社の共通点を見出すとは・・・＾＾；
みやびぃ～な建物を拝めたんだから、
片道１７００円は安いと思うよ。
まあ、気持ちは分かりますけどね。
by たいへー (2009-06-03 14:26) 

何と!そりゃ詐欺ですよ(^O^)
こっちで言う首都高速のような道に入ってしまったのですかね～
でも、きっとどこかに案内板があったんでしょうね(^^)
諦めましょう
Yesは良いよね～
過去に何度か見たけど感激します
一度だけ、チケット買っていながら葬儀が出来て見に行けなかったことがあった
勿体ないから息子に行かせたんだけど・・・
ロンリーハート以外つまらないと言われた(;_;)
by Qoo (2009-06-04 02:24) 

金額の問題じゃないのですよねー
「だまされた感」があるのがイヤなんですよ・・・ね?
私もきっとそう感じたに違いない!
ああ・・・割子そば食べたい♥
by かおり (2009-06-04 15:51) 

このひと頭悪いね
by ろん (2009-06-05 01:38) 

nexus_6 さん
長嶋茂雄といえば、僕が感じるのはエルビスプレスリーですかね。
ジョンアンダーソンはもっとマニアックな人ではないでしょうか。
また、何ていっても、阪神ファンとしての僕としてはプロ野球の中でもっとも嫌いとする選手は長嶋ですから（笑）
アルバム、CLOSE TO THE EDGEを初めて聴いたときはA面ばっかり聴いていましたが、ある時B面のAnd You and I を聴いた時、「何ていい曲なんだ！」と感動しました。
by 蟹道楽 (2009-06-07 00:49) 

たいへー さん
中学時代から、あのジョンアンダーソンのステージ衣装が大国主命に似ていると思っていた事をこの度、ふと思い出してしまいました。
確かに高速代としては安いのですが・・・・・
納得できないのですよ。
by 蟹道楽 (2009-06-07 00:52) 

Qoo さん
首都高や阪神高速なら納得できるのですが、この山陰道はJHの管轄でいわば、東名～名神につながっているような道路です。
いくら工事中？（まだ未完成）といっても納得できませんね。
>>Yesは良いよね～
おお！同志（And You and I）ですね！
僕も何度かライブを観ました。
しかしQOOさんの息子さんとは違ってロンリーハートを聴けば”しらけて”しまいましたね。

by 蟹道楽 (2009-06-07 00:57) 

かおり さん
まさしくその通りです！
金額というか金の問題ではないのです！
理屈として納得できないのですよ！
でもまあ、あの距離を￥1,700で行けたのはお得感はありますがね・・・
割子そば、高いけど美味かったですよ！
by 蟹道楽 (2009-06-07 01:00) 

ab-ovoさん
ありがとうございます。
by 蟹道楽 (2009-06-07 01:01) 

ろんさん
まいど、応援コメントありがとうございます！
by 蟹道楽 (2009-06-07 01:06) 

出雲そば、値段が高いですね。
おいしければいいのでしょうが、ちょっと儲けすぎのような気もします。
それにしても驚きは音楽記事です。
出雲大社からYesのジョン・アンダーソンに移るんですもの。
すごいです。しかも自然な感じなので。
by 鯉三 (2009-06-12 00:21) 

ジョン・アンダーソンと大国主命！ヾ(⌒▽⌒;)ノ彡☆ばんばん!
私この記事がアップされた時すぐ読ませてもらったのに
そのままYESの動画に行っちゃって時間切れだったんでした。
しかしジョンのあれを大国主ルックだと思うと
リックの銀マントとのギャップがあまり気にならなくなって来ましたよ（？）
（ヘンな奴と思いつつ実はリック・ウェイクマンのファンなんです(;^▽^A ｱｾｱｾ…）
by neko (2009-06-14 18:18) 

鯉三 さん
そうなのです。
やっぱりちょっと高過ぎますよね。
前回の記事での讃岐うどんなら一杯￥２００～￥３５０位ですから・・・
（まあ、出雲大社のお賽銭と思えばいいのでしょうが・・・・・）
ジョンアンダーソンのステージ衣装は昔から因幡の白うさぎの絵本の大国主命の衣装とオーバーラップしていましたもので。
by 蟹道楽 (2009-06-16 00:10) 

neko さん
neko さんのプロフィールで「好きなもの」に猫だの犬だの・・・にまじって「プログレだの」という言葉を見つけました。
プログレって・・・僕の認識している「プログレ」なのだろうか？と思ってました（笑）
Yesを発展させたのはやはりリック・ウェイクマンでしょうね。
あの昔のディスコのようなマントはなんともコメント出来ませんが、あの頃の衣装としてはそんなに目立ったものではなかったのかもしれません。
（その後加入したパトリックモラーツもステージでマントのような衣装を着ていました（ただし、リックほどではありませんが）
ピンクフロイド、キングクリムゾン、ジェネシス・・・プログレは大好きですがやはり僕の中での一番はYesでした。

by 蟹道楽 (2009-06-16 00:22)