備前焼祭 [Ambient Music]
ドライブを兼ねた年に一度の楽しみ、備前焼祭に行ってきた。
いつ来ても、この煙突が何とも風情を感じてしまう。
今年もかなりの人でにぎわっていて店を見るのはもちろんの事、よそ見をしていたら人にぶつかってしまうほどだった。
最近の備前焼は時代と共に変化してきているようで、昔ながらの窯元の伝統を受け継いだものから、インテリアとしての備前焼としてみせる工夫をしているお店もある。
伝統的な備前焼を求めている人には邪道かもしれないが、これも一つの時代の流れであり、また新しい方法であり備前焼を後世に残していく方法だろうと思っている。
まるで、絵画の個展の様な会場であり、山野草をうまく取り込んでインテリアとしての備前焼をディスプレイしていた。
建物も備前焼を売っているとは思えない外観!
美術品としての備前焼はもちろん素晴しくたいへんに目の保養になる。
もちろん、僕にはそのような美術品を買えるほどの資金は無い!(涙)
しかし、僕としては日常で使う物としての備前焼が欲しいのである。
したがって
このような店は観るだけ!・・・あくまで観賞用である。
僕としては
こういうところで掘り出し物を探すのである!
これが、かなりおもしろい!
確かに、つまらない物もたくさんあるのだが、えっ、これがこの値段!っていうものが結構ある。
ということで、掘り出し物から皿や湯のみやビールカップを購入した。
しかし、せっかく備前焼祭に来たのである!
一つくらいは少々贅沢(高価ではありません、ちょっとだけ高いものです)なものを購入してもいいのではないか!・・・と毎年1、2個を購入するのが一番の楽しみである。
今年は、この二品を選びました。
もちろん決して高価な品ではありませんが、結構気に入りました。
明日は冷酒と大好きなコーヒーを味わいます!
買ってきた備前焼を手にしながらかける音楽。
Ambient Musicの代表格、Harold Budd!非常に心地良い音である。
美術館のBGM [Ambient Music]
大型連休もあと一日になってしまった。
色々とやるべき事があったのだが、気が付けば何にもやってない。
いつもの事だが有意義な休みが過ごせなかったのか・・・・・
いやいや、遠出をしていた。
足立美術館に行ったではないか!
よかった、よかった。一応、観光もしているではないか!
足立美術館といえば、庭園!
横山大観などのコレクションでも有名であるが、正直言うとあの庭園が一番の目的である。
米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」2003年、2004年に2005年と3年連続で「庭園日本一」に選ばれいるそうな。
「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」がどの程度権威のある専門誌かは知らないが、やはり3年連続日本一とは凄い事である。
来館している人々を見ていても7割以上は美術品よりも庭園を鑑賞しているみたいだ。
しかし島根の片田舎(失礼)によくもこのような美術館を作ったものである。
これだけ有名なのだから、観光客目当てのお店もたくさんあるのが普通だが、食事をする場所を探さなければならないほど、何も無い。
美術館に行くといつも思うのが、なぜBGMを効果的に活用しないのだろうか?ということである。
美術品を鑑賞するのにBGMなんかうるさい!不要だ!って言われればしょうがないが。
スーパーでながれているカラオケBGMなんかでは全く不要だが、BGMの作品によってはかなり効果があるのではないだろうか。
例えば足立美術館には魯山人の作品を集めた、北大路魯山人室がある。
ここでは魯山人の料亭といったものも再現されている。
この北大路魯山人室にはブライアンイーノの「ザ・プラトウ・オブ・ミラー」をながせば魯山人の雰囲気にかなり合うのではないか!
「ザ・プラトウ・オブ・ミラー」はハロルドバッドのピアノが幻想的な本当に美しいアルバムである。
イーノの音楽はただの環境音楽とは異なり主張が強いので芸術性も高いのである。
また、イーノの音は全てを吸収する。
イーノの音楽を聴いている時に、外部から聞こえてくる水の流れる音や子供達のワイワイと遊んでいる声が混じっても不思議と全て吸収して自然にイーノの音楽になってしまう。
一昨年前の秋にも足立美術館に訪れた。
その時、我が師匠に北大路魯山人室のことを紹介した。
師匠は魯山人の作品を崇拝していた。
師匠から「ぜひ、北大路魯山人室にいってみたいですねー!」といったメールを頂いたことを思い出した。
※幻の陶芸家・・・我が師匠の作品。
師匠から頂いた大切な一品です。