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幻の忘年会 [Black Music]

忘年会シーズンも終わり、クリスマスが近づいた今日この頃。

この頃になれば思い出す。

 

もう、十年以上前の事・・・・・

12月のある日、営業部のしんちゃんから『飲み』のお誘いがあった。
しんちゃんは同期で最も親しい友人。
あの頃、しんちゃんとは会社帰りに週一ペースで飲みに行っていた。

仕事が終わって会社の玄関に行くと、しんちゃんと営業部の先輩のノブさん
が一緒に僕を待っていた。

ノブさんは僕達より5歳年上の百選練磨の営業マン。
無類の酒好きで宴会では飲みまくり、ハイテンションなノリで宴会を仕切る
宴会帝王ということで会社内だけでなく同業者の間でも有名だった。

部署は違う僕も、しんちゃんの同期ということで随分可愛がって頂いた。

ノブさんが僕たちを連れて行ってくれる店はいつもリーズナブルな某居酒屋
チェーンだった。

しかし、その日はフグ料理店に連れて行ってくれたのだった。


蟹道楽  :「えっ、ノブさんこの店に入るんですか?」

ノブさん  :「たまには、エエやろ!」


実はこの時、地獄への扉を開けた瞬間だった・・・・・


通された部屋に入ると、営業部の部長が既に座っていたのだ。

「部長!お疲れさまです!」と最敬礼をするノブさんとしんちゃん。

ビックリした僕も一緒に最敬礼をした。

営業部長は、にこやかに我々を迎えてくれた。

 

営業部長 :「さて、メンバーが揃ったようやな。」

ノブさん   :「はい、最強のトリオでっせ!」

営業部長 :「蟹道楽クン、君のことは昔から一目置いっとったんや!」
             「今回はカンバッてくれよ!頼んだデ!」

蟹道楽  :「はぁ~?何の事でしょうか???」


何の事か解らなかったが、僕はあまり気にすることはなかった。

何といってもフグ料理が目の前にあるのだ!

てっさ、フグのから揚げ、白子、てっちり・・・僕は至福の時を過ごした。

フグの後は営業部長のオゴりで北新地の高級ラウンジ(きれいなお姉さん
がイッパイ!)へとハシゴ酒。

そして帰りは終電に間に合わなかったのでタクシーチケットまで頂くという
ゴージャスな夜だった。


翌日、僕はノブさんにお礼を言うとノブさんは「いやいや、安いもんや!」
「飲んだ分、協力を頼んだデ!」という。

いったい何が始まるのだ?

本能的に悪い予感が脳裏をかすめ、しんちゃんに問いただすと衝撃的なこと
を伝えられたのだった!

”我々3人はK社の忘年会で宴会芸を披露するとの事。”

宴会芸はK社の部長じきじきのご命令。

その命令とは

『セーラームーンのコスチューム姿で楽しく踊って歌え!』

というの死ぬほど恥ずかしいものだった。

これを聴いた瞬間”後頭部をハンマーでドツかれた”ように目まいがした。

K社は超有名企業(まず、皆さんも聞いたことがある会社)

ノブさんにとって年間に億単位の仕事を頂いている上得意様だった。

今回の忘年会を仕切るK社の担当部長は体育会系の方で”気合と楽しい宴会”
をこよなく愛し毎年、忘年会では取引先を呼んで宴会芸を楽しんでいたのだ。

その年は我社が”いけにえ”になる番だったのだ。

K社部長 :「うちの宣伝部にセーラームーンのコスチュームがあんねん!」
        「おもろい宴を期待してるで!」

と依頼があったらしい。

な、何で・・・人事部の僕が営業の宴会でセーラームーンを踊るのだ?

セーラームーンだけは丁重にお断りしなければ孫末代の恥である。


しかし、食べたフグは戻ってこない。 (約1万5千円也)
北新地のラウンジ代もかなりの高額。(約3万円也)
とどめの、タクシーチケット       (約7千円也)

しかも、個人的にノブさんにはお世話になっている。
新入社員の時、僕が上司に理不尽な事を言われ悩んでいる時、本気になって
上司とケンカをしてくれたこともあった。

借りがあり過ぎる・・・・・

ということで、悲しいかな断ることが出来なかったのだ。


翌週、しんちゃんの家でセーラームーンをビデオで研究する事になった。

3人とも初めて見るセーラームーン、見終わってからノブさんが言った。

「やっぱ、ワシが主人公や!お前ら、青や赤のギャルの役や!」

ありがたい話である。

その時はノブさんは率先して一番嫌な役を引き受けたと感じたものだった。


宴会芸はテーマソング合わせて面白おかしく”お色気たっぷり”にダンスを披露
するということになった。

ある日、しんちゃんの自宅でダンスの練習をしていた時だった。

突然、しんちゃんの母上が部屋に現れたのだった。

母上は僕達を凝視したまま固まっていた。

ノブさんが、「お母さん、営業課長のノブです!」と丁寧に挨拶したが母上は全く
反応が無かった。

 

宴会に向けて日々行われるハードな練習、しかし僕には超えられない一線があった。

それは、3人で同時に叫ぶ最後の決めセリフ。

「月に代わってお仕置きよ!」

これが、言えないのである。

”理性”が邪魔をするのである。
このセリフを言うと最後の一線を越えてしまうような気がして恐ろしかった。

そしてついにノブさんが怒ったのである。

ノブさん :「こら~、”月に代わってお仕置きよ!”をしっかり言えや!」

蟹道楽 :「・・・・・」

ノブさん :「この後におよんで、恥ずかしいと思っとるんとちゃうやろなぁ?」
       「これをやっとる事自体、恥ずかしんや!」
       「自分を飾ったら余計にカッコ悪いんや!」
       「頑張ってアホにならなアカンねん!」
     


全く頑張りたくないが、このように根性物語を語られたら後には引けない。

ノブさんの言うようにセーラームーンをやる事自体、狂気の沙汰なのだ。

アホになるのだ!

そして「月に代わってお仕置きよ!」・・・と思いっきり叫ぶのだった。

日々、打たれ強くなる僕は同時にアホになっていくのが怖かった。


だんだん宴会の日が近づいてきた。

ある日、ノブさんがK社からコスチュームを持って帰ってきたのだった。

目の前にあるセーラー服のコスチューム、さすがに背筋に悪寒が走った。

しかしその僕の気持とは裏腹にノブさんはいきなりコスチュームを着始めた。

そして、「どや!」とはにかんでいるのだ。

セーラームーンのコスプレで、はにかむ色黒の中年おやじの姿・・・・・

まさに、地獄絵図を見ているようなものである。


「これを着るんかいな・・・・・・・」

まだ、理性が残っていたのか情けなくて目頭が熱くなったのだ。

一方、ノブさんは「早よ、オマエらも着んかい!」と怒鳴っている。

そして、「こら~、しん!ワシだけ恥かかせるのか!」と、しんちゃんに迫ったのだ。


ああぁぁぁ・・・  しんちゃんがノブさんに捕まってしまった。

そして観念したのか、しんちゃんもコスチュームを着始めたのである。

ついに、ノブさんは取り付かれたような目で僕の方に向かってきたのだった。

「蟹ちゃんも早よ、着るんや~!!!」

あかん・・・もう終わりや・・・・・・

その時 「バリッ!!!」という音がした。

巨漢のしんちゃんが着たコスチュームが見事に破れたのである。

それを見て慌てたノブさん、しんちゃんに怒鳴り始めた!

「ああぁぁぁ! お前どないすんねん!借り物やぞ!」

「お前がブタやから、アカンねん!」

「スンマセン、スンマセン・・・」とひたすら謝るしんちゃん。

しんちゃんがコスチュームを破ったおかげで、宴会当日までコスチュームの試着は
控えることになった。

 

さて魔の忘年会開催が数日後に迫ったある日の朝。
僕は会社に入った一通のFAXに目を奪われた。

その瞬間、考えるより先にFAXを握りしめ、しんちゃんのもとに走っていたのだ。
FAXを見たしんちゃんはガッツポーズで「よっしゃ!!!」と雄叫びをあげた。

そのFAXとは、部長の御父上様の訃報であった。(不謹慎な話で申し訳ない)

『魔の忘年会はこれで中止だ!!!』

我々は固く握手をかわしてお互いの労をねぎらったのだった。

後にも先にも、この時ほどシガラミから解き放たれた自由な気分は味わったことがない。


しんちゃんはFAXを持ってノブさんのデスクに走った。

『ノブさん!完璧に忘年会は中止ですわ!』

『神様って居てはったんや!ホンマ良かったですね!』


歓喜している我々とは対照的にノブさんは冷静にFAXを読んでいた。


そして 『ホンマ・・・良かった・・・・・』 と力なくつぶやいたのだった。

 

 

 

忘年会シーズンも終わり、クリスマスが近づいた今日この頃。

Alexander O'Neal / MY GIFT TO YOU

 My-Gift-To-You.jpg

 


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First Impression [Black Music]

再発盤、 The Dude / Quincy Jones [Limited Edition SHM-CD]              

愛のコリーダ

愛のコリーダ

  • アーティスト: クインシー・ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/05/28
  • メディア: CD

 

 

オリジナルタイトル「The Dude」、しかし邦題は「愛のコリーダ」?

そもそも、日本のレコード会社は『売れればいい!』というスタンス。

確かに「The Dude 」より「愛のコリーダ」というタイトルのほうが話題になるだろう。

あの頃、「愛のコリーダ」といえば話題を独占していた。

 

僕が中学時代、大島渚が監督の映画、「愛のコリーダ」が上映された。

作品としての評価はさておき、エロティックなシーンが多くボカシをいれないと日本では
そのまま上映出来ないとか、猥褻物関係の問題で裁判沙汰になったとか等々・・・・・・
何かと話題をふりまいていた。

何分、中学生の頃である。

このような事が学校で話題にならない訳がない。

「外国で観たら、ノーカットらしいで!」

「エグい映画なんやろな~!」

「どんなに凄いんやろ~」


まあ、中学生の会話はこの程度のものである。

その結果、「愛のコリーダ」は”強烈なエロ映画”という印象が深く刻まれたのだった。


そして、高校生の頃にクインシージョーンズの「愛のコリーダ」が発売された。

何といっても印象的だったのは大ヒットしたA面1曲目の「Ai No Corrida」。

「愛のコリ~ダ~♪」と日本語の歌詞が入るのである。

この曲名をつけた由来は”クインシージョーンズが映画「愛のコリーダ」に深い感銘を
うけた為”という説がまことしやかに流れていた。

「深い感銘?・・・こいつ、ノーカット版を喜んで見たんやろな!エロい男や!」

「深い感銘?・・・こいつ、繰返し見ながら実践しとるんやろな!エロい男や!」

まあ、高校生の会話はこの程度のものである。


その結果、クインシージョーンズは”エロい男”という印象が深く刻まれたのだった。


ご存知の通りクインシージョーンズといえばジャズ界きっての名プロデューサーである。
またジャズ界だけでなく、ブラックコンテンポラリーでも多くのヒットを生み出した。

この二十数年、ジャズやブラックミュージックファンの僕は十分にクインシージョーンズ
の偉大さは認識してきた。

ジャズ、ポップス界の大御所、クインシージョーンズ!

 

しかし、中、高校生という一番感受性の豊かな時期に刻まれた印象は簡単には拭えない。


エロい男、クインシージョーンズ!


悲しいかな、あの頃のクインシージョーンズのイメージが拭いきれないのだ。

   quincy.jones.jpg

 

 

James Ingram, Patti Austin 、等々豪華なメンバーで録音された『 The Dude 』
クインシージョーンズは演奏も歌も一切行っていない。
「プロデュースだけなのに何故クインシージョーンズの作品になるのだろうか?」
高校生の僕は不思議な気がしていた。

このアルバムは「JUST ONES」等の大ヒットがあった。
しかし一番好きな曲はA面最期の「Betcha' Wouldn't Hurt Me」。
作曲はスティービーワンダー、ボーカルはパティーオースチン、キーボードでも
スティービーが参加している。
高校生ながら、この夜の雰囲気こそ、ブラックミュージックの魅力だと感じていた。

 

Betcha' Wouldn't Hurt Me / Quincy Jones

 


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息づいていたDNA [Black Music]

十数年前、ドコモは関西移動通信網という社名だった。
 
その頃、携帯電話はあまり一般に普及していなかった。
また店舗は現在の”ショップ”と呼ばれるものでなく、銀行窓口のようだった。
 
初めてこの店舗を訪れた時、僕は思わず引いてしまった。
 
世界が違ったのだ。
 
客層は”コワオモテ”の方々やギラギラに着飾った派手な女性ばかり。
 
その当時、携帯電話は保証金が必要で通話料も高いことから一般庶民のユーザー
は少なかったのである。
 
また、客層に合わせたのか? 店舗のおねーちゃん達もツワモノ揃いだった。
 
まばゆいばかりの金髪で爪は猛禽類のように鋭くカラフルに塗っている。
そして胸元をいっぱい広げて派手なネックレスをしている。
一般のOLさんとは言いがたいファッション感覚。
 
そして、窓口ではもめ事が多かったのだ。
 
ある日、島木譲二似のオジサマがねえちゃんにクレームをつけていた。
 
『この携帯つながらへんぞ~、どないしてくれるんじゃ~!』

『不良品売りつけおって!!返品じゃ~、ボケ~!!!』
 
とイチャモンをつけているのである。
 
一方、窓口の金髪ネーちゃんは全く相手にしていない。
 
『携帯はその程度! 当たり前ですわ!』

と言って、全く島木譲二似を無視している。
 
おねえちゃんに相手にされない島木譲二似は電話を窓口に投げつけて怒鳴った。

『なんじゃ~その態度は!』

『こぉ~ら~!責任者呼べ!店長呼んでこんかい!』
 
この手のクレームは多かったのだろう、窓口のおねーちゃん達も百戦錬磨。
 
顔色一つ変えず 『店長~!お呼びです!』とダルそうに呼んでいる。
 
そして事務所の奥から気弱そうな店長らしき人が『すんません!すんません!』
と誤りながら出てくるのである。
 
何度かこのような光景を見たことがあった。
 

あれから十数年経った今、携帯電話を取り巻く状況は大きく変わってしまった。
 
ショップの女子従業員の接客はマニュアル化されて丁寧である。
そして今や携帯電話は中学生でも持っている時代になってしまった。
また、ショップでは高校生や大学生があれこれと機種を選んでいる。
 

以前から言ってるように僕は気に入ったものを長く使うのがポリシーだ。
とにかく”機械モノ”は自分が気に入るものでなければ納得できない性分だ。
 
今使っている携帯の端末はPREMINIという機種で約4年使ってきた。
このPREMINIはmovaのサービスが終了するまで使いつづけるつもりだった。
 
しかしこの2,3ヶ月、待受け状態で電源が落ちることが頻繁におこるようになった。
 
先日、たまに行くラウンジのおねえちゃんに『蟹ちゃん、最近電話出てくれへんね!』
といわれたのである。
多分、PREMINIの電源が落ちてしまった時にかけてきたのだろう。
 
『いかん、いかん!』
 
おっさんからの電話はどうでもよいが、”営業の電話”とはいえギャルからの電話に
出ないと言う事は僕のポリシーに反するのである。
 
ということで、泣く泣く機種変更をする事にした。

しかしドコモのパンフレットを見ても何だか面白くない。
PREMINIのような個性的な機種がないのである。
 
修理するか・・・と思っていた矢先、ショップである機種が目に付いた。
 
NOKIAのストレート型の携帯である。
 
その昔、ストレート型の機種が主流だった頃、僕は好んで折りたたみ型を使っていた。
 
しかし、折りたたみ型が主流になってからはストレート型を使うようになった。
 
そう、僕は天邪鬼なのだ。みんなと同じモノを持つのがいやなのだ。
また、折りたたみ型を”パタパタ”折りたたむのが面倒にも感じていた。
 
このNOKIAは、小さくデザインも好みだ。・・・『これなら付き合えそうだ!』
 
ということで気持はNOKIA NM705Iに傾いていった。
 
しかし、窓口のドコモのおねえさんは・・・・・


『えっ、NOKIAですか?使い難いですよ!』

『本当にNOKIAでいいのですか?』

『全く売れてないですよ!』

・・・と全くこの機種を勧めないのである。
 
『全く売れてない!』・・・素晴しいではないか!
 
天邪鬼の蟹道楽はこの一言で完全に気持が固まった。
 

  MN705I.JPG


使い難いといっても僕は電話とメールが使えればいいのである。
 
以前使っていたPREMINIはカメラさえ付いていなかった。
 
しかし、使ってみれば携帯のカメラは確かに便利である。
デジカメを持ってない時、非常用として十分に使える。
 
また、この機種にはミュージックプレーヤーとFMラジオの機能が付いている。
これは嬉しいと思いきや、驚くべきほどバッテリーの消耗が激しい。
 
ただ、携帯にCDから録音した曲を着信音として使える機能があり面白い。
 
といったように完全にこの携帯電話が玩具になってしまったのだ。
 
ショップのおねえさんに『使い難い!』と言われたが、全く気にならない。
 
今まで多機能の携帯を使った事がないから、全てが初体験。
『以前の携帯とは勝手が違う!』など全く感じないのである。
 
 
 
以前と違い、最近はショップのおねえさん達も非常に丁寧な対応をしてくれる。
(とは言え、一般のOLさんとはちょっと違った感覚があるように感じるが)
 
購入時、おねえさんは実際に端末を操作しながら取扱説明してくれるのだ。
 
ところが、海外製品のNOKIAは日本製の端末とは使い方が全く違うようだ。

思い通りにNOKIAを扱えないでかなりイライラしてきたのだ。
 
今まで優しく丁寧に説明していたおねえさんが吐き捨てるようにつぶやいた。
 
『くそ~!このNOKIAが!!!』
 
やはり、現在のショップも関西移動通信網の頃のDNAが息づいていたのだ。

 

   

    

着メロというのが苦手で今だかつて設定した事がなかった。
しかしこの度の機種は録音した曲を着信音として使えるので面白がって着信音を
設定したのがこの曲。

 

友人やラウンジのねえちゃんからけっこう好評だった。
しかし先日、会議中にマナーモードをするのを忘れてこの曲が鳴り出したのである。
半分位の人は”プッ”と笑っていたが・・・・・
真面目な会議中、ひんしゅくをかってしまった。
という事から不謹慎だったので、この曲は止めにした。

 


次に着信音にしたい曲はと言うと・・・

YOUR LOVE IS GOOD TO ME  / BERNARD EDWARDS

 

この曲はナイルロジャースのギターカッティングが実に気持ちいいのだ。


スーパーバンド、Chicのベーシストであるバーナードエドワーズ。
80年代、シックのナイルロジャースとバーナードエドワーズといえば売れっ子
プロデューサーだった。
シックよりシックらしいこのアルバムは僕の二十数年来の愛聴盤だ。
数年前に一瞬、CDで再発されたが現在は廃盤になってしまってている。

GLAD TO BE HERE / BERNARD EDWARS

 GLAD TO BE HERE.jpg


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”縁”があった街 [Black Music]

出張で年に何度か小倉~博多の福岡方面に行く事がある。
先日、ひさしぶりに小倉に訪れた。

kokura.JPG  kokura2.JPG

初めて福岡に訪れたのは中学生の時。
福岡~長崎~熊本~別府というコースの修学旅行だった。

その時に何故か小倉の印象が特に強く残っている。
新幹線の窓から見た小倉の風景は、どんよりとした空と工業地帯だった。


『東京タワー』という以前、ベストセラーになった本がある。。
筆者のリリーフランキーは小倉の出身で子供時代のストーリーは小倉周辺
での出来事を書いている。


 ~空に伸びる製鉄所の煙突。長いもの、短いもの、様々なかたちの煙突
   から白灰色の煙がもくもくと立ち昇っていた。その煙の向こうには、
   小さな港がきらきら見えて小型の蒸気船がゆるゆると浮かんでいた。~

  kokura5.JPG

 

この本で感じた風景は、僕が中学生頃から持ち続けた小倉の印象通りだった。

最近は時間が無くて本が読めないが、この本は一気に読み終えた本だった。

物語は映画やドラマになったようだが、僕はあえて観ようと思わなかった。
実は面白くて良い作品なのかもしれない。
しかし映像で観ることによって僕が感じた本のイメージを崩したくなかった。
この本は登場人物(特にオカン)や街の風景の描写が見事に表現されていて
僕の中で『東京タワー』のイメージがしっかりと固まってしまった。

オカンとリリーフランキーが生活した東京は明るく書かれている。
一方の小倉周辺での生活の描写は暗めの”グレー系”に感じるのである。
しかし物語の小倉周辺での生活は決してネガティブな”グレー”ではないのだ。
洗礼されたお洒落な街でないが、暖かい人間味を感じるのだ。

これは僕が感じる小倉や博多の印象なのである。

修学旅行で感じた小倉は工場地帯でどんよりとした印象だが悪いイメージではなく
むしろ、ある種の”都会”を感じた街だった。

中学生の頃に見た小倉と現在の小倉の風景は変わってしまっている。

しかし、あのグレー系の街のイメージは変わらない。

ここ10年くらい、仕事で度々小倉や博多を訪れるようになった。
仕事を通じて多くの知合いも出来た。

小倉や博多という街は他の都市には無い人情味や活気を感じるのだ。

ここには多くの魅力があり、特に食べ物がたいへんに美味しい。

そして何と言っても美人が多い!!!

僕にとってこの街は出張が楽しみな場所である。

あの中学生の頃、何十年か後にこの街を度々訪れるとは夢にも思わなかった。

僕にとって小倉~博多方面は”縁”があったのだろう。

 


JR小倉駅構内正面から見た風景。

 kokura st1.JPG

右に見えるのがモノレールである。
まるでモノレールが駅の正面玄関に”突っ込んだ”ような構造である。

 

 

福岡では有名なラーメン屋の『一蘭』

ichiran1.JPG ichiran.JPG

ラーメンマニアからチェーン店は嫌われるが僕はこのラーメンが好きだ。
「食べる事に集中するため」ということで両脇に仕切りがあり隣の人が見えない。
一人なら気にならないが、何人かで食事をするのはちょっと・・・・・
昨年、道頓堀にも店舗ができたが、道頓堀なら『神座』に行ってしまう。
やはり九州で食べるラーメンだ。

 


旅先での中古レコード屋巡りも楽しみの一つ。

cyuko.JPG

いくら商品数が多い店でも自分にとっての探しモノ、掘出モノがなければつまらない。
中古レコード屋は相性が全てなのだ!
小倉と西小倉の中間にある、この小さなお店は掘出モノを見つけることが多い!

このお店も”縁”があったのかもしれない。

   

  

  

BOOKER T JONES / I WANT YOU 
 booker t jones.jpg

小倉や博多の街にはブラック系の音楽が良く似合う。
このBOOKER T JONES は元々R&Bのキーボード奏者だが、A&Mから
発売したソロアルバムはAORテイストの強いアルバムである。

学生時代、仲の良い友人で博多出身者がいた。
春休みに博多に遊びに行った時、このレコードを買った。
このB面最後のバラードは最も好きな曲である。

BOOKER T JONES

この手のブラック系のアルバムは廃盤が多く、このアルバムも廃盤である。


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冬は暖かい”曲”と”青い炎” [Black Music]

冬本番。
 
ハロゲンヒーターで寒さを凌いでいたが、ついにストーブを出した。
 

子供の頃、風邪をひくと必ず連れて行かれた診療所があった。
病院ではなく、近所にある"まちの診療所"。
診察室、ガラス張りで薬局と書かれた部屋、そして6畳程度の待合室。
年寄りの先生の住居も兼ねた小さな診療所だった。
 
この診療所に行くのは風邪をひく寒い冬の時期だけ。
その時、待合室にはいつも”アラジンストーブ”があった。


 
 
 

 アラジンストーブ
 

うぐいす色で日本的でないエキゾチックなデザイン。
子供ながらにも”アラジン”という名前が良く似合うように感じていた。
 
特に好きだったのはアラジン特有の炎だった。
赤色のストーブの炎と違ってアラジンの”ブルーの炎”は魅力的だった。
我が家でもアラジンを使えばいいのに・・・と思っていた。
 
 
 
中学生にもなると、風邪をひいても診療所には行かなくなっていた。
それと同時に”アラジンストーブ”の存在も忘れてしまっていた。
 
 
 
10年以上前、心斎橋筋を歩いていた時のこと。
 
あるお店のショーウィンドの中に”アラジン”を見つけたのだ。
暖房機器も従来のストーブからエアコン、ファンヒーターが主流になったこの頃。
 
懐かしさと同時に「まだ現存していたのか」と思ったものだった。
 
しかしディスプレイされた”アラジンストーブ”は独特の存在感があった。
 
ショーウィンドの中のアラジンは販売品でなくディスプレイの道具だった。
 
「アラジンストーブって、今も販売しているのだろうか?」
 
診療所の事やブルーの炎を思い出して、子供の頃のようにアラジンが欲しくなった。
 
 
 
縁とは不思議なものである。
 
その年の冬、我が家に届いた某デパートの通信販売でアラジンをみつけたのだ。
確かその当時、3万円くらいで購入した。
その頃、3万円というとファンヒーター2台分。
 
購入に踏み切ったのは子供の頃のノスタルジー だけではなかった。
 
このアラジンをオーディオルームで使おうと考えたからだ。
エアコンや石油ファンヒーターはオーディオルームには適さない。
 
非常にカルトな話だが、エアコンやパソコンを使用した場合、かなりのノイズが発生
して、電源を乱す(つまり音が悪くなる)のである。
 
電源がオーディオに与える影響がひじょうに大きいのだ。
人間でいえば、血液が汚れるようなものなのだ。
まあ、それより増してエアコンやファンヒーターの音がうるさいのである。
 
その点、対流式の従来の石油ストーブは電気は使用しないし無音である。
 

10年以上使用して感じる事はアラジンはファンヒータより燃費が悪い。
また、暖かさもファンヒーターのほうが確実に暖かい。
 
しかし、アラジンの発売以来モデルチェンジのないフォルムは魅力的なのだ。
そして何よりあの”ブルーの炎”なのだ。
 
料理では「目で味わう料理」というように盛付けや器で味わう楽しみがある。
 
暖炉が良い例だが暖房でも視覚的な暖かさが伝わってくるものだ。
アラジンの”ブルーの炎”は優しい暖かみを感じるのだ。
 
アラジンは現在のファンヒーターのようにメンテナンスフリーではない。
定期的な芯の掃除(手入れ)をしなければ炎の調子が悪くなる。
 
しかし道具を使う喜びと言うか、このようなメンテも面倒に感じない。
 
また替え芯も売られている事からメーカーとしての良心を感じられる。
 
 
 
「安物買いの使い捨て時代」の昨今。
良い例が100円ショップだが、無駄なモノを含めた大量生産、大量消費の世の中。
"愛着を持って大事に使いたい”と感じる製品が無くなりつつある。
利便性より"愛着がもてる製品”の開発を期待したいものである。
それが、また環境保護にもつながっていくだろう。
 
何といっても、愛着のあるモノを手入れしながら長く愛用する楽しみは格別なものである。
 
 

 

 
寒い冬のこの時期、よく聴く音楽はスウィートソウルミュージックやドゥアップ。

Billy Butler & Infinity / Hung Up On You

  
 
甘く暖かいボーカルである。
このレコード(CD未発売)を聴きながら暖かい部屋でコーヒーを飲むと幸せを感じる。
このレコードもレア盤になってしまった。
以前、渋谷のセコハン屋でこのLPに1万円以上の値がついているには驚いた。

このアルバムのA面を飾る1曲目と2曲目が特に好きな曲!
かなり聴き込んでいるレコードのため、ノイズをご了承下さい。

I'M SO HUNG UO ON YOU


I DON'T WANT TO LOSE YOU

 

 

 

Little Anthony & the Imperials / 
             Two People in the World

Absolutely the Best

Absolutely the Best

  • アーティスト: Little Anthony & the Imperials
  • 出版社/メーカー: Fuel 2000
  • 発売日: 2003/03/11
  • メディア: CD

ドゥアップの曲の中でも最も好きな曲の一つ。

Two People in the World

 

 

 

THE CLOVERS / BLUE VELVET

Down in the Alley: The Best of the Clovers

Down in the Alley: The Best of the Clovers

  • アーティスト: The Clovers
  • 出版社/メーカー: Rhino/Atlantic
  • 発売日: 1991/10/01
  • メディア: CD


名曲である。
山下達郎の ON THE STREET CORNER 1 でカバーしている。
達郎の”BLUE VELVET"を知っている方は聴いてもらえば解るだろうが、
この CLOVERS のバージョンを達郎がカバーしていることが良く解る。

 BLUE VELVET

 


就寝前、”ブルーの炎”を見ながら聴くスウィートソウルミュージックやドゥアップ!
 


暖かいコーヒーが美味しく、心地よい時間が過ごせるのである。

 


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探しものは何ですか? [Black Music]

僕には探している曲、また探しているLP,CD等のアルバムがたくさんある。
 
探し物も「LPやCDで具体的に名前が解っているソフト」なら探し易い。
お店やネット上で「そのソフトが有るか無いか」だけのこと。
 
一番困るのは曲名やミュージシャンが”あやふや”な場合。
 
こういう曲のほとんどはFMの番組で聴いたりエアチェックした曲なのだ。

最近はFM番組もHPでアップされていている場合が多い。
その場合、”何の番組で何時何分にかかった曲”というのが解れば検索しやすい。
 
しかし昔、FMで偶然エアチェックした曲やミュージシャンを探すことは容易ではない。
そういう曲に限って一般的に知られていないマニアックな曲が多いのだ。
 

僕が学生時代「FM横浜」が開局した。
僕はFM横浜を受信出来る目黒区に住んでいたのでよく聴いていた。
 
開局当時のFM横浜のコンセプトは”英語オンリー”の番組。
番組全てを英語で進行するというのが”ウリ”だった。
また、横浜というイメージを先行させるためか、お洒落な選曲だった。
 
特に夜のプログラムは「ブラックコンテンポラリー」という黒人系の音楽が多かった。
番組の構成はDJの解説は無く、5、6曲連続で曲を流した後に曲紹介をおこなう。
今では民放FMでも珍しくないが、音楽主体の構成の番組の始まりだった。
 
この様な構成の番組はエアチェックにはもってこいなのだ。
 
邪魔なDJの解説は無いので、番組を全て録音すればいい。
最後に曲名とミュージシャン名を紹介してくれる”美味しい番組”だった。
 

しかし、この番組には大きな問題があったのだ!
 
ネイティブな英語で曲とミュージシャンを紹介するのである。

”英語オンリーのお洒落な番組”は悪くないが・・・

生粋の日本人の蟹道楽には聞き取り難かったのだ!
 

番組の中で気に入った曲があれば、以下の作業を行っていた。
 
まず、曲目をしっかり聞き取る(英語のヒヤリングなのだ)。
次に、カタカナで曲名、ミュージシャン名を分析する。
そして、カタカナ名をローマ字に変換する。
 
以上の分析結果をもって、タワーレコード等にレコードを探しに行っていた。
 
簡単に見つかるものもあれば、いまだに解らないものもある。
英語読みを日本語のカタカナに変換する段階で誤った分析をすれば終わりなのだ。
 
 
 
学生時代、FM横浜をエアチェックした中でも特に気に入ったテープがあった。
その時の番組の多くは知らないミュージシャンばかりだった。
しかし全て素晴らしいブラックミュージックで、このテープは繰り返し聴いていた。
 
このテープから、GWEN GUTHRIE、JENNY BURTON、STEPHANIE MILLS等
のミュージシャンに出会いレコードも探し出すことが出来た。
 

しかし、ネイティブな英語に阻まれて(分析出来ない)ミュージシャンがいた。


 
「ハイラン・バラック?」「ハイランド・バロック??」「ハイラング・・・」・・・?

曲名は・・・「★△●□▼☆・・Could Love You」と言っているようだが・・・

 

この曲名とミュージシャン名を知りたいのだが・・・
 
正確には何と言っているのだろうか?


 

生粋の日本人、蟹道楽にとって流暢な英語が大きな壁となった。

とにかく、この曲が脳裏から離れないのである。

レコード屋に行く度にソウル系のコーナーの「H」で始まるミュージシャンで
似たような名前のレコードやCDを探し続けていたが見つからなかった。
 

数年前、このテープをMDにコピーしておこうと思いついた。
十数年前の120分テープで老朽化もしてきたので保存する必要を感じたのだ。

 
久しぶりにカセットテープをセットして聴いていたその時!

「ムニュ!・・・」

という感じでテープの音が止まってしまった。

 
慌ててデッキを止めてカセットを出してみると・・・・・・
 

おおおっ!!!何とも悲劇的なことになっていた。


テープがデッキのローラーにグチャグチャに絡まってしまったのだ。

 
修復不可能になってしまった大切なテープ。
 
あの大好きだった曲が聴けなくなってしまった。
そして何より曲名とミュージシャンを探す手段である、ネイティブな英語の
ナレーションを聞く事が出来なくなってしまった。
 
縁が無かったのだろう・・・と、落胆してしまった。

 
その後、ネットが普及して「ハイラン・バラック?」「ハイランド・バロック?」を
検索したが検索に引っかかるものは出てこなかった。
 


以前の記事で書いた”ギルエバンス&ジャコパストリアス”のコンサートの記事。
 
あのコンサートのメンバー表を書いていた時に気が付いた事があった。
 
GIL EVANS(KB) GEORGE ADAMS(TS),CHIRIS HUNTER(AS,SS),
LEW SOLOFF(TP),MARVIN PETERSON(TP) MILES EVANS(TP),
GEORGE LEWIS(TP),PETER LEVIN(SYNTH),HIRAM BULLOCK(G)
MARK EGAN(B),ADAM NUSSBAUM(DS)


んんん・・・HIRAM BULLOCK・・「ハイラムブロック」・・・
 

まさかね~
 

ハイラムブロックはジャズ、フュージョンで有名なギタリストである。
ジャコパストリアスとトリオでセッションアルバムもだしている。
また、デビッドサンボーンの80年台のアルバムにはハイラムブロックが常にメンバー
として参加していた。


ジャコパストリアス、ギルエバンス、そしてデビッドサンボーン等々・・・
ハイラムブロックはジャズギタリストとしてのイメージしかなかった。


僕の中のイメージでの「ハイラン・バラック?」とはアーバン系ブラックミュージックの
ピーボブライソンやジェームス・イングラムのような歌手だった。

しかし気になるのである。
 
「ハイラン・バラック?」「 ハイランド・バロック?」→ 「ハイラム・ブロック」

んんん・・・・・似ている。


半信半疑でネットで検索をかけると「ハイラムブロック」は多くのアルバムがあった。

その中で80年代前半のアルバムを抽出して調べていくと・・・

「From All Sides」というアルバム にたどり着いた

      

その中に「Really Wish I Could Love You 」という曲があったのだ。

    「★△●□▼☆・・Could Love You?」 僕のヒアリング)


まさしく、この曲に違いない!


まさか、あの曲が昔からよく聴いていたセッションギタリストの曲だったとは!

ずっとブラコン系ミュージシャンと思い込んでいた僕。
あの曲がジャズギタリストのソロアルバムとは想像もしなかった。
今、この曲のギターを聴くと、まさにフュージョン系のギターソロである。
 
そもそも、黒人系のミュージシャンがソロアルバムを出す時は、ジャズだろうとファンク
だろうとブラコン系のバラードを録音していることは多々あることだ。

特にジョージベンソンはその代表である。
「この人はジャズギタリスト」という事を知らない人もいるのでは?と思ってしまう。


二十年かけて、やっと見つけたのだ!


ところが、好事魔多し!


「From All Sides」というこのアルバムは廃盤になっていた。

アマゾンのマーケットプレイスで中古盤を売っているが、定価より高値なのだ。
歴史的な貴重盤やLPのオリジナル盤なら納得もいく。

廃盤になるやいなや、高値をつける輩からは絶対に買いたくないのだ!
そもそも、モノにはそれぞれの適価というものがある。

とにかくアルバムタイトルと曲名まで解っただけでもありがたい。

まあ、焦る事はない!また中古屋めぐりが楽しくなったではないか!

 

そして昨年の年末、ついに中古屋で「From All Sides」を見つけた。

20年以上かかってやっと出会えたアルバム!
さすがに見つけた時は手が震えた感じがした。

ちなみに値段は¥1,120也、適価だと思う。


早速聴いてみたがやはり、20年以上前にテープに録音したあの曲だった。

 

ところで、アーバン系のブラックミュージックは「夜の都心」を感じさせる。

しかし、昔からこの「Really Wish I Could Love You 」という曲はお洒落なブラコン
だがクールなアーバン系の音とは違った温かみを感じていた。


このテープを録音した頃は訳あって上野~御徒町によく行っていた。
その頃、ウォークマンでよくこのテープを聴いていた事もあってか、この曲を聴くと
不思議に上野~御徒町の街を思い出す。

決して、お洒落な横浜でも六本木でもなく、上野のイメージなのだ。


この度、この曲がハイラムブロックの曲だという事が解ってから、アーバン系の
イメージをあまり感じない理由がわかった。

 

ハイラムブロックは大阪出身なのだ!

それも堺市浜寺の生まれらしい!

コテコテの南大阪出身者なのだ!

 

昔からこの曲にクールなアーバン系とは違った温かみが感じられたのが納得できた。


Hiram Bullock / Really Wish I Could Love You

 


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管理職研修会 ”でぃすこ で ごーごーごー” [Black Music]

先日、車の運転中にKissFM神戸から懐かしい曲が流れてきた。

SHALAMAR / A NIGHT TO REMEMBER

 
Friends/Go for It

Friends/Go for It

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Import
  • 発売日: 2002/07/09
  • メディア: CD
  

大学1,2年生の頃、ディスコ(クラブではない!)によく行った。

乗換駅が渋谷だったので遊ぶ場所はもっぱら渋谷。

その渋谷には2つの有名なディスコがあった。

駅前の「ビッグアップル」と西武デパートの近くにあった「ラ・スカラ」。

ディスコで踊っている途中に、このシャラマーの”ナイト トゥ リメンバー ”や
Barbara MasonのAnother Man が流れてくると本当に気持ちが良かったのだ。

Another Man

Another Man

  • アーティスト: Barbara Mason
  • 出版社/メーカー: Hot Productions
  • 発売日: 1995/05/16
  • メディア: CD

大学生も終わりの頃、これらのディスコもブラックミュージックだけでなく、
アンルイスの「六本木心中」などが流れるようになってしまった。

また、急に若年層が増えてきた事もあって全くディスコには行かなくなった。
 

ディスコ・・・もう行かなくなって20年以上が過ぎてしまった・・・・・・・
 

20年以上・・・・・???  

そういえば・・・
 
 
四十路も近づいてきたある日のこと。

「想い出が欲しい・・・」 とシンちゃんが話しかけてきた。
 
シンちゃんは同期入社の営業部員で社員旅行担当。
入社した時から、一番気が合い「飲み」や「遊び」でいつも一緒に行動していた。

”お忍びで沖縄に旅行に行こう!” という話だったのだ。

社員旅行を毎年頼んでいた旅行会社が格安で沖縄ツアーを提供してくれるとの事。
結局、会社の仲の良い同僚で沖縄に行くことになった。
 
家族、友人達には「会社主催の東京での2泊3日の管理職研修会」という名目。

お土産の”パイナップル”も”ちんすうこう”も買わなくてよい。
思いっきり羽を伸ばす中年男だけの気ままな旅行。

あくまで”お忍び”のツアーなのだ。

 


 
青い空、青い海!

 

沖縄は日頃ストレスいっぱいの中年達に”開放感”を与えてくれた。
 
一日目は沖縄の郷土料理のお店を堪能!
そして喜納昌吉 のライブハウスに行って喜納昌吉の生ライブを楽しんだ。
その後、朝方までJAZZバーでアダルトな夜を楽しんだ。

そして、二日目ともなると”開放感”が徐々に広がっていったのだ。
 
アイドルマニアのシンちゃんが「沖縄アクターズスクールに行くデ!」と言い出したのだ。
僕は正直、全く興味がなかったのだが盛り上がる雰囲気に水はさせない。
 
夕方の賑わう国際通りでシンちゃんは後輩のノリくんに無茶な上司命令をだした。
 
「ノリ!そこのギャル達に”アクターズスクール”の場所を聞けや!」
 
いくら後輩といえどもノリくんも30歳は越えている。

想像して欲しい!おっさんが街の真ん中で若い女の子達に訊ねるのだ!

「沖縄アクターズスクールってどこでっか?」
 
これはもうイジメというより拷問なのだ!

ノリくんは泣きそうな顔で「シンさん!勘弁してくださいよ~」と嘆願した。
 
しかし、シンちゃんは”上に厚く下に厳しい”典型的な体育部出身者である。

「ノリ!お前、ワシの言うことを聞けへんちゅうんか!」 と脅している。
 
ということでノリくんはギャル達に聞きに行った。
 
もちろん我々は”他人のフリ”をして遠くからその様子を楽しんだのは言うまでもない!
 
ノリくんのおかげで無事に沖縄アクターズスクールが入っているビルに到着した。
 
関係者以外立入禁止と書かれているドアをシンちゃんは開けて入っていくのだ。

「おい、シンちゃん。やばいで立入禁止や!」 と止める僕。
 
しかし、シンちゃんは「入られたくなかったら、鍵くらい掛けるやろ!」
と言って部屋に入っていったのだ。
 
さすがに我々はそこまでの根性が座っていない。

シンちゃんが出てくるのを待っていた。
 
10分位してシンちゃんは「追い出されてもうた!」と笑いながら帰ってきた。
 
その時、アクターズスクールに通っている小学生の女の子が立入禁止のドアを開けようとした。
 
その時、シンちゃんが「キミもスター目指して頑張ってるの?」と声を掛けたのだ。
 
女の子は一瞬びっくりしたような表情だったのだが、ぶた(失礼)恰幅のよいシンちゃんのこと
を芸能界のスカウトの人と間違えたのだろう。
 
「○○と言います!頑張りますのでよろしくお願いします!」と深々とお辞儀をした。
 
シンちゃんは満足そうに「頑張ってや!」と笑っていたのだが、僕は何ともこの小学生
が哀れに思えてしまった・・・
 


その日の夜、一件目の居酒屋を出た頃にはもう”開放感”は極限に達していた。
 
ナンパ好きのノリくんが「ディスコに行きましょう!」と言い出したのだ!
 
ディスコ!!!
 
ああ、懐かしく甘い響き!
 
中年男達は若かりし頃の思い出いっぱいの気持でディスコのドアを開けた。
 
するとディスコの黒服の兄ちゃんに「ちょっと待って下さい!」と止められた。
 
「皆さんは入場が出来ません!」 と言われたのだ。
 
我々全員が思った事は一緒だった・・・・
 
「おっさんは入れてくれないのか?」
 

ノリくんがいきなり「ここは年齢制限をかけとんか!」と兄ちゃんに詰め寄った。
 
びっくりした兄ちゃんは「いえ、いえ、違います。当店はサンダル履きのお客様は
ご遠慮して頂いております。」と答えたのだ。
 
開放感溢れる我々はTシャツ、半パン、サンダルというスタイルだった。
 
「よかった!おっさんでも入れる!」 と一瞬の安堵感に浸ってしまったのだが
このままではせっかく入口まで来たのに入店出来ない。
 
その時、シンちゃんが黒服の兄ちゃんに言ったのだ!

「兄ちゃん!これ(サンダル)は関西ではスニーカーと呼ぶねん!」
 
唖然とした兄ちゃんを尻目に会場に入っていくシンちゃん!
 
黒服の兄ちゃんはもう我々を止める事は出来なかった。
 
久しぶりのディスコ!
 
おおおっ~ 感動的だった!
 
我々は狂ったように踊り続けた。
 
ナンパをするノリくん!
 
「シェイクヒップス!」「シェイクヒップス!」 と叫びながら尻を振り続けるシンちゃん!
 
おっさん達が中央で踊る姿は沖縄の若者達には地獄絵図のように映っただろう。

僕は疲れて席でちびちび泡盛を飲んでいたら”優秀なノリくん”が2回に分けて、我々の
人数分のギャル達を連れてきた。
 
彼女達は地元の病院の看護婦さんとOLさんだという。

沖縄地元の女の子!それも看護婦さんとOLさん!!!

この時点でおっさん達はかなり”ハイな状態”になっていた。

女の子の一人が「皆さんどこから来たの?」と聞いてきた。

シンちゃんは 「東京や!ワシらみんな東京人や!」 と答える始末・・・

また、シンちゃんの”尻振りダンス”をウケていたのでかなりの盛り上がりだった。
 
そのままの盛り上がりで、みんなで次の居酒屋へ。
 
居酒屋にいった頃はもう、おっさん達は完全に”キレて”いた。

また、看護婦さんやOLさん達も盛り上がってめちゃくちゃ飲んでいた。
 
長い夜だった・・・
 
・・・この後は皆さん、途絶える記憶・・・・・・・・・・・


 

このシャラマーの”ナイト トゥ リメンバー”がこの沖縄のディスコでも流れたのだ!
 
酔っ払って一緒に踊っていた看護婦さんの一人がこの曲を聴いて・・・・・
 
「え~!めっちゃエエ曲やん!誰の曲?」 と聞いてきた。
 
僕は「シャラマーや!ジョディーワトリーがいたグループで・・・」


 
「えっ・・・・・・」
 
「めっちゃ?」、「エエ曲やん?」・・・???
 
キミ、沖縄の看護婦さんと違うの?・・・・

 

A NIGHT TO REMEMBER / SHALAMAR

 

この曲は淡い渋谷の思い出だったのだが、この日以来”沖縄の思い出”になってしまった。


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嗚呼、あこがれの3ナンバー [Black Music]

先日の休日、その事件が起こった。
僕はエイちゃん(友人)の車の助手席に乗っていた。
駅前の交差点で信号待ちをしていた時・・・

ドッガン~グシャ~

爆音と重い衝撃を受けた。

オカマを掘られたのである。

振り返ると・・・・

 

・・・・・・あれ?あれれ??? ~ ~ ~

 

 


エイちゃんの家族はみんなフレンドリーで楽しい。

特にエイちゃんの親父!

養殖モノ”が多いご時勢でエイちゃんの親父は正真正銘の”天然モノ”なのだ。

親 父   :「ワシの車も古くなったし、そろそろ新車に買換えするわ!」
        「次は3ナンバー車や!」
          (年寄りは3ナンバー車と言えば、ことさらリッチに思い込んでいる)

エイちゃん :「運転ド下手で車をボコボコにする奴が何言うとんねん!」
         「カローラかサニーでええねん!」
          (カローラ、サニーのユーザーの方々、失礼をお許しください)

親 父   : 「ほな、3ナンバーのカローラにするわ!」

エイちゃん: 「・・・・・・・・・・・・」


ギャグではなく本人は、いたって本気。

また、エイちゃんの親父は水泳に自信をもっている。


親 父   : 「蟹道楽君!ワシは学生時代、“かっぱ”と呼ばれていた男や!」

蟹道楽    : 「学生時代から“かっぱ”のような頭してたんですか?」

親 父   :  「コラ~!だれが頭の話しとんねん!」
          「話をよく聞け!」
          「かっぱのように泳ぎが達者やったんや!」

          「学生時代、水泳大会はワシの独壇場やった!」
                     「ワシは鉄砲の音と共にプールに飛び込む!」
          「ドー!っと スタートで一気に泳ぐんや!」
          「そして、振り返ってみれば・・・フフフ もう、誰も見えへんのや!」

蟹道楽   : 「誰も見えないという事は、おじさんが最下位だったんですか?」


親 父   :  「エエかげんせんかい!」
           「誰もついてこられないほど、ワシの泳ぎは速かったんや!」(激怒)

   
 と、いったように、エイちゃんの親父との会話は本当に楽しい。

 

 ~ ~ ~ ・・・・あれ?あれれ??

 

見覚えのある車が・・・・・
見覚えのある顔が・・・・・

なんと、エイちゃんの親父だった!
自分の息子の車にオカマを掘ったのだ。
親父の古いカローラはボンネットが”への字”になっていた。

駅前交差点の通行人は、完全に観客に変わってしまっている。

みんな立ち止まって興味津々に成り行きを見つめている。


エイちゃんは車を降りてゆっくりと親父の車に向かった。


もちろん人々はこの2台の車が親子関係ということは夢にも思っていない!


観客全員が完全に野次馬の目に変わっている。

特に、エイちゃんのルックスは”こわおもて”なのだ。

また、車は外車(レンジローバー)である。

 


観客達からは”何かが起こる!”という期待感がひしひしと伝わってくる。

 

エイちゃんは親父の運転席のドアを思いっきり開けた。

 

「ボケー!!!!!」

 

・・・と一声、大声で怒鳴って思いっきりドアを閉めた!

そして、ゆっくりと自分の車に戻ってきた。

エイちゃんはそのまま車を発車させた。


一方、野次馬になってしまった駅前交差点の多くの観客達!

 

「え~!これで終わりなの・・・?」
「おもろないやんけ~!!!」
「なぜ?・・なぜなんだ~?、なぜ、これで終わりなんだ~!」

 

観客達は疑問と失望の表情をしていた。

 

日本一あっさりと示談の成立した衝突事故!

 

その夜、エイちゃんの家で家族会議が行われた。(興味があったので僕も参加した)

“アホ、ボケ、カス、間抜け”等々・・・エイちゃんは親父を完膚なきまでに罵った。

エイちゃんは最後に「修理代と査定が下がるから差額も請求するからな!」といった。

エイちゃんの主張は一段落した。

 


黙って聞いていた エイちゃんの親父は少々笑みを浮かべて言った。

 

 

「ワシ、3ナンバー車に買換えすんねん!」

 

                  

 

 

 

エイちゃんにとっては、せつなく悲しい何ともソウルフルな出来事だった・・・

ソウルフルな The Isley Brothers

Mission to Please

Mission to Please

  • アーティスト: The Isley Brothers
  • 出版社/メーカー: Island
  • 発売日: 1996/05/14
  • メディア: CD

 Isley Brothers で僕の最も好きなアルバム。
特に4曲目の"tears" は最高にソウルフルなバラードである。

 

 

Between the Sheets

Between the Sheets

  • アーティスト: The Isley Brothers
  • 出版社/メーカー: T Neck
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

このアルバムも全篇ソウルフルなバラードで構成されている。
まさしくソウルフルな夜の音楽である。

 

 

 

※ ちなみに、上のナンバープレートはエイちゃんの親父のものではありません。
  蟹道楽の1号のCR-Vの写真です。
  エイちゃんの親父は、家族には相談無くマークXを発注したようです。


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20年目にして解った事 [Black Music]

最近のCMはCMソングのタイトルを画面の下に書いてある事が多い。
また、ネットで検索していくと見つけられるのだ。

以前は”気になるCMソング”が流れてもなかなか解らない事が多かった。
一番手っ取り早かったのはレコード屋に行って聞く事。
ちょっと大きなレコード屋ならCMで使っている曲の一覧本があったのだ。

しかし、CM全部をモーラしている訳ではない。
特に洋楽関係は本に載ってない事が多かった。
 
”マツダ・ペルソナ”という車があったのを知っていますか?

”インテリアイズム”というキャッチフレーズでバブル全盛期に発売された車。
マツダが目指したのはこの頃、大ヒットしたトヨタカリーナED。
 
ペルソナの売りはラウンドしたリアシートのデザインだった。
まるでホステスのお姉ちゃんが座っているラウンジのソファーのようなデザイン。

確かに今まで無かったデザインのリアシートは驚いたが・・・・・
残念ながら売れなかった。
 
そして、売れない車の宿命・・・気が付けば消えていた。
 
しかし”ペルソナのCM”が忘れられないのである。

 

 

このCMで使われた曲を初めて聴いた時、鳥肌が立つほど衝撃的だった。
 
「このミュージシャンは誰? また何というタイトルなんだろうか?」
 
僕はあまりテレビを見ないのでペルソナのCMは2、3回しか見ただけ。
しかし、このメロディーと呪文のようなボーカルが頭から離れなかったのだ。
 
そして、この曲を探すレコード屋巡りが始まった。
もちろん、こういう曲はレコード屋のCM一覧本には載ってない。
 
CMに出演している白人女性に惑わされてしまったのか、この曲は黒人ミュージシャンか?
白人ミュージシャンか?の断定が出来なかった。

たぶん、黒人ミュージシャンだろう?と思いながら「マツダのペルソナのCMで使っている曲、
解りませんか?」と何軒かのブラックミュージック関係のレコード屋巡りをしたのだ。

そしてついに、この曲を知っている店を見つけた。

店主は輸入盤のシングルCDを見せてくれた。

しかし、この店主は「ペルソナの曲とこのシングルCDとは違う」と言う。
ただし、僕が探している曲は「このCDだ!」と言う。

何だかよく解らないが、とにかく店主の見せてくれたシングルCDを購入した。

”Jevetta Steele / Calling You”

哀愁があり怪しくそして麻薬的なこの曲の虜になってしまった。

こうなると、ジェヴェッタ・スティールが気になってくる。
しかし、その後発売されたCDを聴いてみたのだが、残念ながら”Calling You”のような麻薬的
な曲は一曲もなかったのだ。

何だか拍子抜けしたが、歌唱力もありお洒落なブラックミュージックは好感が持てた。
”夜のドライブのBGMにはもってこい!”なのだ。

JAZZやPOPS、多くのミュージシャンが”Calling You”のカバーを録音している。
しかし、どのカバーもオリジナルの Jevetta Steele の強烈なインパクトは感じられない。

Jevetta Steele のCalling You は「奇跡の一曲!」である。


YouTube で「マツダ・ペルソナ」のCMを見つけたのが、この記事を書くきっかけとなった。

20年ぶりに見た、「マツダ・ペルソナ」のCM・・・

驚いたことにオリジナルの Calling You とは歌詞が全く違う!

全くの別バージョンが存在しているのか?、それともマツダがCMのために特別に録音した
バージョンなのか?実はパクリ?・・・・・

20年前にレコード屋の店主が「ペルソナの曲とこのシングルCDとは違う」と言っていた
ことが、やっと今になって解った

 

”Jevetta Steele / Calling You”

 

 

コーリング・ユー・フロム・ジェヴェッタ

コーリング・ユー・フロム・ジェヴェッタ

  • アーティスト: ジェベッタ・スティール
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1993/10/01
  • メディア: CD

 

Calling You は映画”バグダッドカフェ”の挿入歌だった。

ほのぼのとしたストーリーも良いが、まるでゴダールの映画のように美しい映像だった。

 

バグダッド・カフェ 完全版

バグダッド・カフェ 完全版

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2003/04/25
  • メディア: DVD


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悲しき地方巡業 [Black Music]

10年以上前に”流し”というか巡業をしている歌手を見た。
たしか、梅田のラウンジで飲んでいる時だった。

名前を全く忘れてしまった。
しかし手書のプロフィールに 元”あひる楽隊”所属 と書いてあった。

あひる楽隊?・・・演歌の世界では有名なのか???(知ってる人は教えて下さい!)

顔はジョージ山本を”安っぽくした”ような顔だった。

カラオケが終わると、自分のテープを入れた買い物カゴを持って各テーブルをまわり始めた。
当然、僕らのテーブルにも来て、勢いと涙ながらの営業によりテープの販売をはじめた。

基本的に音楽で生計を立てようとしている人を見ると応援したくなる性格であり、また
アルコールの力も手伝って、テープを買った。(一度も聴くことも無く失ってしまった)

最後に何度も頭を下げながら店を出て行く姿は、無名歌手の巡業の厳しさを感じたものだった。


一世を風靡した歌手やタレント達はクリスマスディナーショーといってホテルでディナーショー
を行っている。
”ん万円”という高額なチケットも根強いファンにとっては関係無し!
筋金入りのファンにとっては”雲の上の人”と一緒にミニマムな空間を味わえることは至上の
喜びなのだろう。

ひろみ郷、せいこ松田、あきな中森、野口老後等々、・・・

しかしこの人達は、一時期、日本の芸能界の頂点を極めた人である。
このディナーショー、人気絶頂の時は絶対に不可能な興行である。
やはり、心の奥底ではやるせない気持ちもあるのでは?・・・・・・


ところで、凄いものを見てしまった。

 

先日11月15日に行なわれたイギリスでのワールド・ミュージック・アワードにて、
1億枚以上のアルバムを売り上げたアーティストに贈られるダイヤモンドアワード
を受賞し、「We Are The World」を披露したマイケル・ジャクソン。
今年の5月に来日し、日本中に話題を提供したマイケル・ジャクソンは、
この時日本のファンからあたたかく歓迎され、再び日本のファンと共に
クリスマスを迎えたいという希望から、このパーティーが誕生しました。
美しい音楽とマイケル・ジャクソンと共に、ステキなクリスマスをお迎え下さい。

日時 2006年12月19日(火)

プラチナチケットお持ちの方: 開場17:00/閉場23:00
※17:00~19:00の間のみミート&グリートを行います。
ゴールドチケットお持ちの方: 開場19:00/閉場23:00 

会場 都内某所(安全確保の為チケット購入者のみへの開示となります)

料金 プラチナチケット (200名様限定/座席エリア有り): お1人様 \400,000
お1人様¥400,000-(お1人様2枚まで申込可)
☆マイケルジャクソンとのミート&グリート+グループ写真撮影
☆会場内でのフード・ドリンクサービス
☆マイケルジャクソンのサイン付ポートレートのプレゼント

ゴールドチケット (1400名様限定/スタンディング): お1人様 \200,000
☆会場内でのフード・ドリンクサービス
☆マイケルジャクソンのサイン付ポートレートのプレゼント


◆その他注意事項
※開催される会場のお知らせはチケット券面に記載されるURLに公演1週間前から
アクセスしてご確認下さい。
※ステージ前のアリーナエリアはスタンディングとなります。
※ゴスペル・ストリングス・バンドの演奏、ダンサーによるショーがございます。
※パーティー当日、マイケル・ジャクソンがパフォーマンスをする予定はございませんが、
エンターテイメント業界ならではのステキなサプライズがあるかもしれません。
お楽しみに!!
 

 

最初見たときはジャイケル・マクソンかと思った。
(昔、ジャイケル・マクソンというマイケルジャクソンのバッタもんが居た!)

あの世界のマイケルジャクソンがホテルでクリスマスパーティーをするのだ!

 

これはもう、天皇が右翼の方々と”合コン”するくらいのインパクトである!


特に80年代、あの頃のマイケルジャクソンをリアルタイムで体験したのだが神がかっていた。


名盤のOFF THE WALL の大ヒット。
そしてTHRILLERでは巧みな戦略でMTVのプロモーションビデオを利用して、世界中で
驚異的なレコードの売り上を記録した。

We are the world を頂点に下降線を画き始めたのだが、やはり世界の有名人!

よくご存知だろうが、現在に至るまで常にマスコミに話題を提供していたのだが・・・・・・・


この企画は”痛さ”を感じてしまう。

世界のマイケルジャクソンがこのショー(巡業)とは、・・・・・・

あいかわらず、日本のプロモーターのレベルの低さに情けなくなってくる。

 

確かに40万円という途方も無い高額なチケットである。(高いと感じるか、安いと感じるか?)

しかし、あのマイケルジャクソンですよ!
 
ひろみ郷がちょっと我慢してがホテルでディナーショーをするのとは全くレベルが違う!


マイケルジャクソンほどの大物にとっては、これではまるで、”流し”ではないか!

梅田で見た、元あひる楽隊のおっさんの巡業と同レベル感じてしまうのである。

 

 

マイケル・ジャクソンがパフォーマンスをする予定は無い!とかいてある。
もし、she's out of my life を歌いながら、客のおばはんの肩に手なんか置いたりすると
確実に”おばはん”はショック死するやろな~

 

Off the Wall

Off the Wall

  • アーティスト: Michael Jackson
  • 出版社/メーカー: Epic
  • 発売日: 2003/08/04
  • メディア: CD

マイケルジャクソンの最高傑作!OFF THE WALL !まだ、”黒さ”を残したこのアルバムはブラックミュージックというより最高品質POPSだった。

特に ”I can't help it" は二十数年、聴き続けている大好きな曲である。


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