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安物買いの・・・・・ [JAZZ]

また、友人のマイルスマニアから怒られる・・・と思いつつも。
ふらりとタワーレコードに行った。
別に買いたいものがあった訳ではないのだが、これがいけない!
レコ屋に行くと、とにかく”何か”を買って帰らなければ気が済まない。
ここ十数年、この様な体になってしまった。

この日もタワーの店内をうろうろと物色!物色!物色!・・・
「欲しいと思うCDがない!」
30分もするとイライラしてくる。
「今日も無駄使いをしてしまうのか」と思えばまだ歯止めが利くのだろうが
「何かを買って帰らねば!」という気持ちが大きく勝っている。

ふと目についたのが、「Munich Concert」マイルスのガラの悪い顔のジャケット。
タワーのポップが大きく”3枚組¥1,460”と書いてあるのが目に入った。
3枚組、¥1,460!!!
おお、今日はこれを買おう!と内容の確認もせず即決した。
そういうCDは不幸である。
その場の私の欲求を満たすだけの悲しいCD。
カバンに入れたまますっかり忘れとった。
5日後、カバンの中のタワーの袋を見つけ「おうおう、このようなCDを買うてたわ」
といった扱いしかされてない。

CDをステレオにセットして曲名を見ると・・・嫌な予感が・・・
嫌な予感通りの演奏が始まった。
前回に安物カラオケと評したYou're Under Arrestの以降のライブ盤だった。

私が何故マイルスがダメなのか、このCDを聴きながら考えた。
You're Under Arrestがリリースされた頃のマイルスをリアルタイムで聴いたからだ。
マイルスといえば、あの頃の全く緊張感のないカラオケテープのような印象が一番強いのだ。
やはりこのライブ盤も全く緊張感のない演奏にしか聴こえない。
まるでスーパーで流れているBGMなのだ。
”My Funny Valentine”や”Round About Midnight”の頃をリアルタイムに聴いていたら
マイルスは私にとって特別なミュージシャンになっていたかもしれない。

良い出会いは人間でもモノでも”タイミング”が非常に重要だ。
出合った時期が悪かったのだ。
結局、縁が無かったのだろう。

安物買いの銭失い?
いやいや、最後のボーナストラックは驚いた。
1970年のワイト島ライブでキースとチックのダブルキーボード!
またジャック・ディジョネットが光っている。
本体がカスでボーナストラックが素晴らしい摩訶不思議なCD。
まっ、このボーナストラックが¥1,460と考えると安い買物かな?

Munich Concert

Munich Concert

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Deluxe
  • 発売日: 2006/01/30
  • メディア: CD


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