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歳をとらない人 [ROCK]

ミニフリークという雑誌がある。
その名の通り英国の車であるミニの専門誌である。
全篇ミニだけの記事とミニ関係のスポンサーの広告で構成されている。
毎号、同じような内容なのだがミニ所有者の私としては、つい購入してしまう。
こんな人間が全国にたくさん存在しているからこの雑誌も続くのだろう。

最新号をパラパラめくっていて手が止まった。
JEFF BECK の 「THERE AND BACK」のジャケットがのっているではないか!
ミニに乗せたいブリット魂というタイトルのコラムでJEFF BECKの記事が
掲載されている。その中で「THERE AND BACK」が紹介されているのだ。

この著者の宇都宮ピロシという人は趣味の良い人に違いない!と感じて
思わず記事を読んでいった。

しかし読み進めるとガッカリした・・内容が無い!・・て言うか”まぬけ”だった。

よくあるパターンだが、そのミュージシャンの経歴を適当に紹介して、ちょっとだけ
自分なりの感想を書いて、いかにも自分は「通だ!」と言わんばかりのふりをする。

中でも一番笑った箇所は ・・・ 『「誰これ?」と聞かれたら「英国の演歌だよ」と
答えれば、これが渋いワケである。』 ・・・ と書いてある。

自分では「カッコイー文章だ!」と勘違いしているのだろう。おめでたい人である。

最初は気が付かなかったけど、このコラムには「英国演歌で助手席をうならせろ」という
、まぬけなタイトルがついていた。

このピロシさんは「THERE AND BACK」の事を『圧巻の完成度でグイグイ引き込む最高峰
アルバム』と評価している。

「THERE AND BACK」というアルバムはJEFF BECKの中では地味なアルバムなのである。
緊張感あふれるJEFF BECKのアルバムの中では一番メロディーを重視した良盤なのだ。
だから、僕はこのアルバムを最もよく聴いている。

JEFF BECKは常に新しい事を試みる。それが完全に消化されているかどうかは別に
しても、ファンとしてはJEFF BECKのギターの音が聴こえるとそれだけで満足させられる。

その辺がギタリストの現役を辞めて金儲けジジいになってしまったクラプトンとの違いだと
僕は思っている。

昨年、大阪厚生年金会館でJEFF BECKのコンサートを観た。
JEFF BECKは40代のように見え、60歳にはとうてい見えなかった。

高校生の時、「THERE AND BACK」がリリースされてLPを買った時にポスターをもらった。
そのポスターは26年前に押しピンで部屋に貼ったのだがはがれる事は無く変わらず僕の
部屋に貼ってある。

JEFF BECKは姿も音楽もあの当時と全く変わらず素晴しい。

There and Back

There and Back

  • アーティスト: Jeff Beck
  • 出版社/メーカー: Epic
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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