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ROSE COLOR [POPS]

携帯電話でFMが聴けるようになったおかげで、最近は頻繁にFMを聴くようになった。
FMを聴くようになって感じる事がある。
最近は『新しい曲』より『懐かしい曲』に反応する傾向になってきたのだ。

先日、FMで久しぶりに『ロゼカラー』を聴いた。

 

僕は就職して最初に配属になったのが東京支店。
一年後には希望通りに大阪に転勤になったのだが、その一年後には『半年間の出向』
ということで、また東京支店に戻ってきた。

出向の間、住居は川口市にあった会社の寮。
学生時代からずっと目黒区に住んでいたので埼玉や城北地区は初めての地。
暇な休日は、目的もなく車で地域探索をしていた。

ある日の事、その休日も目的もなく車で出かけていた。
たしか池袋周辺だったと思う。
信号待ちの時、隣の斜線に止まった車の運転手と目があった。
「あれ? 見覚えのある顔・・・」と思っていたら隣の運転手もこちらを見ている。
すると、その運転手が僕に向かって手を振ってきた。

大学時代、同じゼミにいた女性だった。

車を側道に停めて車から降りてきた彼女の第一声に意外な感じがした。

 「何してんの?」  と彼女は聞いてきたのだ。

3年ぶりにあった同級生、それも広い東京の街中で偶然会ったのである。
普通なら、 「久しぶり~!」 とか言って驚くのではないだろうか。
しかし彼女は頻繁に会っている友人のように気楽に声をかけてきた。

とりあえず、ファミレスに入って雑談をした。

彼女は普通のOLさんで実家から通っているとのこと。
また驚いた事に、彼女の実家は僕の寮から徒歩10分少々の距離。
そして実家は食堂をしているということだった。

「うちのお店は美味しいので食べに来てね!」と言われた。

次の休日、僕は彼女の実家の食堂に行ってみた。
もう閉店前の遅い時間だったので、客は僕しかいなかった。
ひとりでご飯を食べている時、偶然に彼女がお店に現れたのだった。
風呂上りだったのだろう、Tシャツ一枚で濡れた髪だった。
僕を見るなり、「早速、来てくれたんだ!」と嬉そうに言った。
話をしていたら厨房の中のお父さんが出てきて、彼女は僕を紹介してくれた。
お父さんは僕の紹介を聞くより、彼女の姿を見てため息をついていた。

「あられもない姿で人前に出て・・・・・」

その日から夕食は彼女の実家の食堂に行くようになった。

だいたい僕は遅い時間にお店に行って定食とビール1本注文した。
閉店に近い時間は客もほとんどいない為、彼女のご両親とよく世間話をした。

また、彼女とお店で雑談している時、彼女は一緒になって僕のビールを飲んでいた。
それを見ていたご両親は悪いと感じていたのか、度々ビールをサービスしてくれた。


彼女は僕の寮に遊びに来る事もあった。
独身寮に興味深々のようで建物の中をウロウロ歩き回っていた。

男だけの独身寮に若い女の子がウロウロしていたら・・・・・

彼女の話では、住んでいる男のほうがビビッてしまうという事だった。
廊下で彼女にあった社員は一様に驚き、「どうも・・」と小さく会釈するらしい。

ある日、仕事を終えて寮に帰ってみると彼女はロビーのソファーで眠っていた。
海外旅行に行ったらしくお土産を持ってきてくれたのだが、テレビを見ながら待ってる
うちに寝てしまったらしい。

このように彼女は、まったく物怖じしない図太い性格だった。

彼女は大のカラオケ好きでその物怖じしない性格のため、歌いだすと止まらない。
とにかく流行りの歌謡曲をよく知っていた。
何度かカラオケを付き合わされたが、僕にとって歌謡曲は未知の分野だったので、
カラオケを聞いてもよく解らなかった。

その頃、歌謡曲のヒット曲で唯一知っていたのが中山美穂のロゼカラー。
ちょうどその頃、資生堂のCMで、このロゼカラーが流れていた。

 

  

僕はこの曲が好きだったし、この頃から美人になった中山美穂のCMも好きだった。
その事を彼女に言うと彼女が持っていたロゼカラーのCDシングルをくれた。

このCDシングル、CDのプラスティックの部分がピンク色なのだ。

  ロゼカラー.JPG.JPG


僕は『少女趣味というか、いかにもアイドル歌手らしいな!』と言うと、彼女は『いかにも
アイドルぶった、このような演出は、わざとらしくてイヤだ!』と言った。
”なるほどいかにも彼女の意見らしい!”と思って聞いたことをおぼえている。

学生時代、同じゼミだったが彼女はおとなしく目立たなかった。
僕のゼミは遊び人が多く飲み会やレジャーを頻繁に行っていた。
彼女は、”あのチャラチャラした雰囲気があまり馴染めなかった”と言っていた。

学生時代とは違って、この出向の半年間、僕は彼女とよく話をした。


そして、出向も終わり僕は大阪に帰ることになった。

僕が帰る時、『少しは残念がってくれるかな・・・』と多少期待?をしていたが・・・

笑顔で彼女に「もう、二度と会えないかもね!じゃ~ね!」とあっさりと言われた。

飾らなく、裏表の無い性格の彼女とは気を使うことなく付き合いやすかった。


その後、彼女と電話をする事もあったが、いつの頃からか連絡も途絶えてしまった。
彼女の言ったように、それから一度も彼女に会っていない。

FMで”ロゼカラー”を聴いて、久しぶりに彼女やあの食堂の事を思い出した。
もうあれから20年の歳月が経っている。
彼女や彼女のご両親はお元気なんだろうか?

昔、あの食堂で彼女や彼女のご両親と世間話をした頃が懐かしく思えた。

 


昔、僕は懐メロ番組を見ながら一緒に楽しそうに歌う祖母を見て笑っていた。

しかし、僕もだんだんと昔の曲を聴いて懐かしむようになってきたのかもしれない。

 


もう一枚、彼女からもらったCD

CATCH THE NITE /  中山美穂 (廃盤)

  catch_the_nite.jpg

角松敏生がほとんどの曲を書き、全面プロデュースしたこのアルバム。
内容は中山美穂のボーカルを極力抑えてシンセによるオーケストレイションを
前面に出した、まさに角松敏生が趣味で作ったアルバムのように感じる。

彼女はヒット曲の「Catch Me」が聴きたくてこのアルバムを買ったらしいが、
歌謡曲っぽくない、このアルバムはが面白くなかったらしい。


いかにも角松といった、しっとりしたバラードがいい。
FAR AWAY FROM SUMMER DAYS  /  中山美穂

 

 

 

DON'T BE AFRAID / CINDY (廃盤)

  CINDY.jpg

ロゼカラーの作曲者、CINDY。
その昔、ロゼカラーのセルフカバーが入っているということで買ったアルバム。

ROSE COLOR  /  CINDY

 


  
CINDYは以前、山下達朗のコンサートのバックボーカルで見たことがあった。
この”ROSE COLOR”を聴けば、この曲はやはり良い曲だと感じてしまう。
僕はCINDYの癖のない歌い方や声質が好きだった。
しかし残念ながらCINDYは数年前、亡くなってしまった。

 


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First Impression [Black Music]

再発盤、 The Dude / Quincy Jones [Limited Edition SHM-CD]              

愛のコリーダ

愛のコリーダ

  • アーティスト: クインシー・ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/05/28
  • メディア: CD

 

 

オリジナルタイトル「The Dude」、しかし邦題は「愛のコリーダ」?

そもそも、日本のレコード会社は『売れればいい!』というスタンス。

確かに「The Dude 」より「愛のコリーダ」というタイトルのほうが話題になるだろう。

あの頃、「愛のコリーダ」といえば話題を独占していた。

 

僕が中学時代、大島渚が監督の映画、「愛のコリーダ」が上映された。

作品としての評価はさておき、エロティックなシーンが多くボカシをいれないと日本では
そのまま上映出来ないとか、猥褻物関係の問題で裁判沙汰になったとか等々・・・・・・
何かと話題をふりまいていた。

何分、中学生の頃である。

このような事が学校で話題にならない訳がない。

「外国で観たら、ノーカットらしいで!」

「エグい映画なんやろな~!」

「どんなに凄いんやろ~」


まあ、中学生の会話はこの程度のものである。

その結果、「愛のコリーダ」は”強烈なエロ映画”という印象が深く刻まれたのだった。


そして、高校生の頃にクインシージョーンズの「愛のコリーダ」が発売された。

何といっても印象的だったのは大ヒットしたA面1曲目の「Ai No Corrida」。

「愛のコリ~ダ~♪」と日本語の歌詞が入るのである。

この曲名をつけた由来は”クインシージョーンズが映画「愛のコリーダ」に深い感銘を
うけた為”という説がまことしやかに流れていた。

「深い感銘?・・・こいつ、ノーカット版を喜んで見たんやろな!エロい男や!」

「深い感銘?・・・こいつ、繰返し見ながら実践しとるんやろな!エロい男や!」

まあ、高校生の会話はこの程度のものである。


その結果、クインシージョーンズは”エロい男”という印象が深く刻まれたのだった。


ご存知の通りクインシージョーンズといえばジャズ界きっての名プロデューサーである。
またジャズ界だけでなく、ブラックコンテンポラリーでも多くのヒットを生み出した。

この二十数年、ジャズやブラックミュージックファンの僕は十分にクインシージョーンズ
の偉大さは認識してきた。

ジャズ、ポップス界の大御所、クインシージョーンズ!

 

しかし、中、高校生という一番感受性の豊かな時期に刻まれた印象は簡単には拭えない。


エロい男、クインシージョーンズ!


悲しいかな、あの頃のクインシージョーンズのイメージが拭いきれないのだ。

   quincy.jones.jpg

 

 

James Ingram, Patti Austin 、等々豪華なメンバーで録音された『 The Dude 』
クインシージョーンズは演奏も歌も一切行っていない。
「プロデュースだけなのに何故クインシージョーンズの作品になるのだろうか?」
高校生の僕は不思議な気がしていた。

このアルバムは「JUST ONES」等の大ヒットがあった。
しかし一番好きな曲はA面最期の「Betcha' Wouldn't Hurt Me」。
作曲はスティービーワンダー、ボーカルはパティーオースチン、キーボードでも
スティービーが参加している。
高校生ながら、この夜の雰囲気こそ、ブラックミュージックの魅力だと感じていた。

 

Betcha' Wouldn't Hurt Me / Quincy Jones

 


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おおらかな心で・・・ [ROCK]

以前書いたローリングストーンズのシャインアライトの記事。


お得意様の方々は憶えて頂いているかもしれない。

高音質CDであるSHM-CD仕様の”シャインアライト”を購入した記事である。

あの時、SHM-CDと通常盤CDとの比較が出来なかったため悶々していた。

通常盤も買って比較すれば解る事だが、同じCDを2枚買うのはアホらしい。
(それも、音質の劣ると考えられるものである)

しかし、ついに幸運にもSHM-CDと通常盤CDとの比較が出来たのだ。

 

ある日、友人の坊主H(真言宗) (ストーンズ大阪公演同行者)とレコード屋に行った。

驚くべき事にストーンズフリークの坊主Hはシャインアライトをまだ購入していなかった。

そして今、まさにシャインアライトのCDを購入しようとしているのだ!!!

”おお、これは、神がくれたチャンス!”

”坊主Hには絶対に通常盤を買わせてやろう!”

蟹道楽の中のあくまが囁いたのだった。

                       


SHM-CDの存在を知らない坊主H・・・・・・


輸入盤、日本盤、そしてSHM-CDの3種類を見ていた時。

『この値段CD、何でこんなに高いねん!』

とSHM-CDを手にとって言っているのだ。

そして、坊主Hはあっさりと一番安い輸入盤を手にしたのだった。

”おお、労せずに思いがかなった!” ・・・と喜ぶ蟹道楽!

ところが何を狂ったのか、坊主Hはまた、SHM-CDを手にしたのだった。

『この高いCDは限定盤やな~、なんか特典が付いとるんかいな?』

といいながら、繁々とSHM-CDを見ているのだ。

そもそも、坊主Hは性格も大雑把で音質が解るほどデリケートではない。

”細かい事は気にせず、早よ通常盤を買えや!” (蟹道楽心の叫び!)

と思っていると坊主Hが話し掛けてきたのだ・・・


坊主H  : 『おい、この限定盤というのは何やねん?』

蟹道楽 : 『・・・なんちゅうか、CD盤の素材が違うんや!』 (キレのない答え)

坊主H : 『素材?それがなんやねん?ええ事あるのか?』 (鋭い質問)

蟹道楽 : 『まあ、音が良い・・・と言う人も・・いるかも・・・』 (全くキレがない)

そして坊主Hは核心を突いてきたではないか!

坊主H  : 『蟹道楽は、どれ買うたんや!』

これはきびしい質問である。

一番聞かれたくない質問だったがウソは言えない。
また、仮にウソをついて『輸入盤だ!』と答えた暁には、坊主Hのことである。

『お前、セコいな~、ワシはストーンズなら金に糸目つけへん!』

と言いかねない・・・奴は昔からそういうひねくれた性格なのだ。

ということで、僕はSHM-CDを買ったということを告げた。

しばし、考えていた坊主H。

坊主H  : 『音が良い・・・ホンマか?マユツバやな!』
         『蟹道楽、どうや?音良かったんかいな?』 (胸元をえぐられる質問)

蟹道楽  : 『いや~比較してないんで・・・・・・』 (完全にひるんでいる蟹道楽)
        『寺の境内で大音響で聴いたらどれも一緒のような気が・・・』

坊主H  : 『まあ、一番安いヤツでええわ!』

と言って輸入盤を手にしたのであった!


”エライ!さすが、男らしい!”

”キミは昔から細かい事を全く気にしないおおらかな人だ!”

”キミはホントにええ僧侶になるで!”


という事でSHM-CDと通常盤CDとの比較が出来たのだ。

感想としては正直、ここまで音質の差があったとは思わなかった。
生々しさが全く違うのである。

それは、坊主Hの一般的なステレオでも確認は出来た。
ただし、ミニコンポと称するステレオでは全くダメだった。
ミニコンはコストをかけずに”それらしい音”に味付けしている。
つまり、高音と低音をかなりブーストしているのだ。

そのため、SHM-CDでは逆に音がキツく感じてしまう事があった。

細かい事を全く気にしない坊主H。

『おい、蟹道楽!SHM-CDの方が音、ええんとちゃう?』

『何か、SHM-CDの方が臨場感があるように聴こえるが・・・』

SHM-CDと通常盤CDとを聴き比べてすぐに言い出したのだ。


そんな些細な事を気にしてはいけない!

キミは細かいことを気にしない男やろ!

おおらかな心でなければ立派な僧侶にはなれないぞ!

 

 

 

 

このアルバムは絶対にお買い得である。
ベルベットアンダーグランド~ロッドスチュアート~スタイルカウンシル等々
17曲を集めたオムニバス盤なのだ。
それだけではない、通常盤CDも付いてSHM-CDとの比較もできるのだ。

それで、なんと定価¥1,000也

聴き比べた後、通常盤は車に乗せれば良いドライブミュージックにもなる。

これがSHM-CDだ!ロックで聴き比べる体験サンプラー

これがSHM-CDだ!ロックで聴き比べる体験サンプラー

  • アーティスト: オムニバス,ムーディー・ブルース,KISS,スリー・ドッグ・ナイト,レインボー,エルヴィス・コステロ,ザ・スタイル・カウンシル,シェリル・クロウ,エクストリーム,ヴェルヴェット・アンダーグラウンド,ロッド・スチュワート
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
  • 発売日: 2008/05/28
  • メディア: CD

 

SHM-CDの音の良さに感動して涙しているジャケット!(だと思っていた)

SHM-CDサンプラー.jpg

しかし坊主Hが言うには・・・

『ひっくり返って後頭部を強打して泣いてるだけや!』

・・・・・

坊主Hは本当におおらかな良い僧侶になれるのだろうか?


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息づいていたDNA [Black Music]

十数年前、ドコモは関西移動通信網という社名だった。
 
その頃、携帯電話はあまり一般に普及していなかった。
また店舗は現在の”ショップ”と呼ばれるものでなく、銀行窓口のようだった。
 
初めてこの店舗を訪れた時、僕は思わず引いてしまった。
 
世界が違ったのだ。
 
客層は”コワオモテ”の方々やギラギラに着飾った派手な女性ばかり。
 
その当時、携帯電話は保証金が必要で通話料も高いことから一般庶民のユーザー
は少なかったのである。
 
また、客層に合わせたのか? 店舗のおねーちゃん達もツワモノ揃いだった。
 
まばゆいばかりの金髪で爪は猛禽類のように鋭くカラフルに塗っている。
そして胸元をいっぱい広げて派手なネックレスをしている。
一般のOLさんとは言いがたいファッション感覚。
 
そして、窓口ではもめ事が多かったのだ。
 
ある日、島木譲二似のオジサマがねえちゃんにクレームをつけていた。
 
『この携帯つながらへんぞ~、どないしてくれるんじゃ~!』

『不良品売りつけおって!!返品じゃ~、ボケ~!!!』
 
とイチャモンをつけているのである。
 
一方、窓口の金髪ネーちゃんは全く相手にしていない。
 
『携帯はその程度! 当たり前ですわ!』

と言って、全く島木譲二似を無視している。
 
おねえちゃんに相手にされない島木譲二似は電話を窓口に投げつけて怒鳴った。

『なんじゃ~その態度は!』

『こぉ~ら~!責任者呼べ!店長呼んでこんかい!』
 
この手のクレームは多かったのだろう、窓口のおねーちゃん達も百戦錬磨。
 
顔色一つ変えず 『店長~!お呼びです!』とダルそうに呼んでいる。
 
そして事務所の奥から気弱そうな店長らしき人が『すんません!すんません!』
と誤りながら出てくるのである。
 
何度かこのような光景を見たことがあった。
 

あれから十数年経った今、携帯電話を取り巻く状況は大きく変わってしまった。
 
ショップの女子従業員の接客はマニュアル化されて丁寧である。
そして今や携帯電話は中学生でも持っている時代になってしまった。
また、ショップでは高校生や大学生があれこれと機種を選んでいる。
 

以前から言ってるように僕は気に入ったものを長く使うのがポリシーだ。
とにかく”機械モノ”は自分が気に入るものでなければ納得できない性分だ。
 
今使っている携帯の端末はPREMINIという機種で約4年使ってきた。
このPREMINIはmovaのサービスが終了するまで使いつづけるつもりだった。
 
しかしこの2,3ヶ月、待受け状態で電源が落ちることが頻繁におこるようになった。
 
先日、たまに行くラウンジのおねえちゃんに『蟹ちゃん、最近電話出てくれへんね!』
といわれたのである。
多分、PREMINIの電源が落ちてしまった時にかけてきたのだろう。
 
『いかん、いかん!』
 
おっさんからの電話はどうでもよいが、”営業の電話”とはいえギャルからの電話に
出ないと言う事は僕のポリシーに反するのである。
 
ということで、泣く泣く機種変更をする事にした。

しかしドコモのパンフレットを見ても何だか面白くない。
PREMINIのような個性的な機種がないのである。
 
修理するか・・・と思っていた矢先、ショップである機種が目に付いた。
 
NOKIAのストレート型の携帯である。
 
その昔、ストレート型の機種が主流だった頃、僕は好んで折りたたみ型を使っていた。
 
しかし、折りたたみ型が主流になってからはストレート型を使うようになった。
 
そう、僕は天邪鬼なのだ。みんなと同じモノを持つのがいやなのだ。
また、折りたたみ型を”パタパタ”折りたたむのが面倒にも感じていた。
 
このNOKIAは、小さくデザインも好みだ。・・・『これなら付き合えそうだ!』
 
ということで気持はNOKIA NM705Iに傾いていった。
 
しかし、窓口のドコモのおねえさんは・・・・・


『えっ、NOKIAですか?使い難いですよ!』

『本当にNOKIAでいいのですか?』

『全く売れてないですよ!』

・・・と全くこの機種を勧めないのである。
 
『全く売れてない!』・・・素晴しいではないか!
 
天邪鬼の蟹道楽はこの一言で完全に気持が固まった。
 

  MN705I.JPG


使い難いといっても僕は電話とメールが使えればいいのである。
 
以前使っていたPREMINIはカメラさえ付いていなかった。
 
しかし、使ってみれば携帯のカメラは確かに便利である。
デジカメを持ってない時、非常用として十分に使える。
 
また、この機種にはミュージックプレーヤーとFMラジオの機能が付いている。
これは嬉しいと思いきや、驚くべきほどバッテリーの消耗が激しい。
 
ただ、携帯にCDから録音した曲を着信音として使える機能があり面白い。
 
といったように完全にこの携帯電話が玩具になってしまったのだ。
 
ショップのおねえさんに『使い難い!』と言われたが、全く気にならない。
 
今まで多機能の携帯を使った事がないから、全てが初体験。
『以前の携帯とは勝手が違う!』など全く感じないのである。
 
 
 
以前と違い、最近はショップのおねえさん達も非常に丁寧な対応をしてくれる。
(とは言え、一般のOLさんとはちょっと違った感覚があるように感じるが)
 
購入時、おねえさんは実際に端末を操作しながら取扱説明してくれるのだ。
 
ところが、海外製品のNOKIAは日本製の端末とは使い方が全く違うようだ。

思い通りにNOKIAを扱えないでかなりイライラしてきたのだ。
 
今まで優しく丁寧に説明していたおねえさんが吐き捨てるようにつぶやいた。
 
『くそ~!このNOKIAが!!!』
 
やはり、現在のショップも関西移動通信網の頃のDNAが息づいていたのだ。

 

   

    

着メロというのが苦手で今だかつて設定した事がなかった。
しかしこの度の機種は録音した曲を着信音として使えるので面白がって着信音を
設定したのがこの曲。

 

友人やラウンジのねえちゃんからけっこう好評だった。
しかし先日、会議中にマナーモードをするのを忘れてこの曲が鳴り出したのである。
半分位の人は”プッ”と笑っていたが・・・・・
真面目な会議中、ひんしゅくをかってしまった。
という事から不謹慎だったので、この曲は止めにした。

 


次に着信音にしたい曲はと言うと・・・

YOUR LOVE IS GOOD TO ME  / BERNARD EDWARDS

 

この曲はナイルロジャースのギターカッティングが実に気持ちいいのだ。


スーパーバンド、Chicのベーシストであるバーナードエドワーズ。
80年代、シックのナイルロジャースとバーナードエドワーズといえば売れっ子
プロデューサーだった。
シックよりシックらしいこのアルバムは僕の二十数年来の愛聴盤だ。
数年前に一瞬、CDで再発されたが現在は廃盤になってしまってている。

GLAD TO BE HERE / BERNARD EDWARS

 GLAD TO BE HERE.jpg


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大阪フェスティバルホールよ永遠に [JAZZ]

キースジャレットのソロピアノコンサートに行った。

現在の大阪フェスティバルホールでキースを聴くのもこれが最後。

大阪フェスティバルホールは今年の12月迄で解体され生まれ変わる。

あの山下達朗は「大阪フェスティバルホールを壊すことはカーネギーホールやオペラ座
を壊すことと同じようなもので愚行である。」と言っていた。

その位、最高の音響と存在感でクラシックを中心に世界中の音楽家から愛されてきた。

僕もこのホールで数え切れないくらいのコンサートを体験した。

このホールでキースを聴くのもこれが最後・・・・・

フェスティバルホールを見上げると多少寂しい気持になってしまった。

 フェスティバルホール1.jpg フェスティバルホール2.JPG

 

 エントランス・ロビー.jpg パブ .jpg

※大理石の柱とシャンデリアが連なる赤ジュウタンのエントランスロビー。
※二階のパブでコンサート前や休憩時間に一杯飲む酒は至福の時だった。

 

 

以前の記事でも書いたが、キースのソロコンサートには一切、楽譜はない。
完全な即興演奏(インプロビゼーション)によるコンサートである。

コンサートは前半5曲、後半4曲+α、アンコール3曲という短い曲で構成されていた。

キースはこの度のコンサートで観客に対してかなりのコミュニケーションをとっていた。

即興という初めて聴く曲のため観客は曲の終了が解り難い事がある。

『終わったかな?』という感じで控えめな拍手をしているとキースは客席に向かい笑顔で
『拍手していいんだよ!』というジェスチャーをするのだ。

また、この日は咳払いをする観客が多かった。

すると、曲の合間にキースは笑顔で『今なら咳もOK!』とか『準備はいいかい?』
というように観客に対して語りかけてくるのである。

キースとしては短い曲が続き、多少戸惑っているうちに前半は終了した。
20分の休憩を挟んで始まった後半のコンサートからは完全にキースの世界に引き込まれた。

そして3曲目・・・そう、待ち望んでいた旋律をキースが弾きはじめた。
キースでしか弾けない美しい旋律。
観客全員が身構えてステージに集中していたその時・・・

『ゴッホ!』 (右サイドより)

『ゲボッ!』 (左サイドより)

と、大きな咳払いの2連チャンが入ったのである。

キースは演奏を止め、客席に向かって『かんべんしてよ!』と言わんばかりに両手を広げた。

『う~ぁ、最悪や!』 と思わず僕はつぶやいてしまった。

会場全体も同じ気持だったのだろう、 『あ~ぁ・・・』と大きな溜息を漏らした。

その曲は、会場の全員が悔しがるほど美しく甘美な曲だった。
しかし、即興という”その瞬間だけの音楽”は二度と同じ曲の再現はない。

しかし、この日のキースの機嫌は悪くなかったようだ。
またもや、キースは客席に向かって苦笑いしながら『今のうちに咳払いしておいて!』と
いったようなジェスチャーをした。

そして、またキースはピアノに向かった。
途中で途切れたイメージを修復しているのであろうか、または新しいイメージを創り出して
いるのか、しばらくピアノの前で瞑想していた。

一切の雑音が無くなったホールで再び演奏が再開した。
ここからはキース特有の清らかな曲からブルースビートまで、時を忘れてしまう演奏だった。

キースのコンサートでは聴き手もかなりの緊張と集中力でコンサートに向合っている。
演奏中、2,700人の観客は物音一つたてず、固唾を飲んで聴き入っているのである。
聴衆も鬼気迫る緊張感が漂っているのである。

このような事を書くと、『コンサートで緊張なんかしたくない』と感じるかもしれない。
また、『音楽とは気持ちよく聴くものだろう』と言う人もいるだろう。

確かにその通りだ。

しかし、『楽しい、気持ち良い』という事を超えて極めた世界には次元の違う感動がある。

僕、個人的にはキースはパウエル、モンク、エバンスといったジャズピアニストの巨匠を
超えた存在だと思っている。

キースは今やクラシックや現代音楽界でも一目置かれた最高のピアニストである。

そのキースのコンサートは素晴しいに決まっている。

しかし、このフェスティバルホールに訪れた観客はそれ以上の演奏を求めてホールまで
足を運んでいるのだ。

だから一音たりとも聴き逃すまいと張りつめた緊張感があるのだ。

そしてキースは極限まで自分を追い込んで演奏をしているのである。
その結果、信じられないほど美しい旋律を聴かせてくれ感動を与えてくれるのだ。


アンコールの一曲目。
キースらしい曲の流れで始まったこの曲はまさに僕がキースに求めるものだった。
感極まった訳でもないが視野がかすんで、唇の端にしょっぱい感覚を感じた。

自分を極限まで追い詰めた演奏と聴き手の求めるものや緊張感が一体になった時、
特別な感情になって、自然と涙が流れてきたように思う。

アンコールからは会場の半分以上の人達と同じように僕も無意識にスタンディング
オベーションを送っていた。


このコンサートはレコーディングをしていた。

CDとして発売されるか否かは解らないが、後日この日の演奏をCDで聴いても
あの会場でうけた感動的な気持にはならないだろう。

あの時の会場全体に漂う緊張感はCDでは絶対に表現できない。

   

大阪公演は必ずフェスティバルホールで行ってきたキースジャレット。

コンサートの最後は「Over The Rainbow」で締めくくった。

最後にキースがフェスティバルホールにこの曲を捧げたような気がした。

  

   kieth.jpg

 

    

 


僕が初めてキースのソロコンサートを体験したのは20年以上前、サントリーホールだった。
その時の演奏がCD化されている。
アット・サントリー・ホール~ダーク・インターヴァル

アット・サントリー・ホール~ダーク・インターヴァル

  • アーティスト: キース・ジャレット
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1997/08/25
  • メディア: CD

 

 


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新緑の音 [ROCK]

新緑の頃、この時期はネオアコースティック(以下ネオアコ)を聴きたくなる。

ご存知の方も多いだろうが、ネオアコとは1980年代に流行ったロックである。
パンクほどではないが、メッセージ性を持ちながらも音はさわやかで瑞々しい。

英語が解らない僕にとって、所詮メッセージはどうでもよくて、瑞々しくて新鮮
な音の感触が好きだった。

僕が大学に入学した1980年初頭がネオアコの全盛期。

大学浪人という不自由な期間(ほとんど勉強はしなかった・・)を経ての進学。
その上、上京ということも手伝って、この頃はたいへん開放的な気分だった。

初めて過ごす東京の春はまぶしく、新しい生活に心ときめいたものだった。

その頃よく聴いたのがアズテックカメラやスミスといったネオアコのグループ。
そもそも、ネオアコ系の音は爽快なギター・サウンドとさわやかなメロディー。

『ああ、青春やな~』 と感じてしまうのである。

そんな思い出もあり、春から初夏にかけて僕はネオアコを聴きたくなるのである。


FM東京系列の番組で"松任谷由実Sweet Discovery"という番組がある。
先週の日曜日にネオアコの特集をやっていた。
今までじっくり聴いたことが無かったが、偶然車の中で聞いたのだ。

その番組でユーミンがネオアコについてのコメントをしていた。

「新緑のこの頃、ネオアコ系の音が気持いい。」
「ネオアコのボーカルは荒削りな所が魅力で、この若々しさが新緑の頃によく合う」
といったようなコメントをした。

僕の頭の中では初めて過ごした東京の春のイメージが強いので『ネオアコ=春~初夏』
という構図が出来上がっていたのだろう。

なるほど、確かにユーミンの意見も納得できるのだ。

ネオアコのハツラツとした音は新緑のイメージなのである。

そう、ネオアコ系のミュージシャンの魅力は『若々しさ、初々しさ』なのだ。


春から初夏にかけてのこの頃、ネオアコが一番旬の時期である。

ドライブやウォークマンで、日の光を浴びながらネオアコを聴けば元気が出るのだ。 

 


ちなみに、ネオアコースティックは和製英語。
日本の評論家が勝手につけた呼び方で欧米では通用しない。
しかし、『音の感触』で聴いてきた僕にとっては的をついた名前だと感じる。

 

 

Aztec Camera

今までも何度か紹介しているAztec Camera。
この時期、天気のよい日には必ずこの2枚のアルバムを聴きたくなる。
Aztec Cameraを紹介する時、”青春”というクサイ言葉を平気で使える。

ハイ・ランド、ハード・レイン

ハイ・ランド、ハード・レイン

  • アーティスト: アズテック・カメラ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: CD

ナイフ

ナイフ

  • アーティスト: アズテック・カメラ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: CD

 

天才、ロディ・フレイムは美少年だった!

All I need is everything  /  AZTEC CAMERA

Oblivious / AZTEC CAMERA

 

 

The Smiths

明るいアズテックカメラとは対照的にグレートーンのイメージがあるThe Smiths。
いかにも英国のバンドらしい音なのだ。
このグループもやはり”青春”を感じてしまう。

The Smiths

The Smiths

  • アーティスト: The Smiths
  • 出版社/メーカー: Wea Japan
  • 発売日: 1993/11/10
  • メディア: CD
Meat Is Murder

Meat Is Murder

  • アーティスト: The Smiths
  • 出版社/メーカー: Wea Japan
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

 

 

This Charming Man / THE SMITHS

Heaven Knows Im Miserable / THE SMITHS

 

 

Everything But The Girl

Everything But The Girlは正直あまり聴いてはなかった。
しかし、このEach and Everyoneは大好きな曲である。
ネオアコに分類されるが、SADEやThe Style Councilに近い感覚がある!

 

 

原曲もいいが、LIVEでのアコースティックバージョンのほうが曲の良さが引き立つ。


 

 

 

ちなみに、ボサノバテイスト溢れるこの曲はローラフィジイのカバーも素晴しい!

The Lady Wants to Know

The Lady Wants to Know

  • アーティスト: Laura Fygi
  • 出版社/メーカー: Verve Forecast
  • 発売日: 1994/06/21
  • メディア: CD

 


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嗚呼、哀しきポストカード [JAZZ]

全国のレコード屋(特に量販店や中古屋)で共通のことがある。
レコード屋に頻繁に行く人は感じているのではないだろうか。

その一つ。
店員はロックバンドをやっているような風貌の兄ちゃんや姉ちゃんが多い。
 
そしてもう一つ、総じていえることは・・・

「店員の多くは無愛想である」

マクドのような『スマイル¥0』など無縁の世界。


山中千尋のニューアルバムが出た。

アフター・アワーズ~オスカー・ピーターソンへのオマージュ 

  アフターアワーズ.jpg

先日亡くなったオスカーピーターソンのトリビュートアルバムである。
 
先日、某レコード量販店で購入した時のこと・・・

CDには『初回特典、ポストカード付き』というシールが貼ってあった。
量販店は、よくある事でレコード会社からの販促用品を捌いているのだろう。
あまり気にすることなくこのCDをレジに持っていったのだった。

その日は平日で客も少なく、レジにはネエチャンが1人しかいなかった。
ところが、珍しい事にこの日のネエチャンは明るく愛想が良かったのだ。
 
僕がレジに持っていった山中千尋のCDに貼ってある『特典シール』を見て
「少々お待ちください!」と明るく笑顔で言うのである。

『ここはマクドか?』 と思ったほどである。
 
レジの後ろにはボックスがありCDの特典やいろいろなグッズが収納されている。
ネエチャンはそのボックスをゴソゴソ探し始めたのである。
しかし、千尋ちゃんのポストカードがなかなか見つからないようだ。
僕を気にしてか、何度も振り向いて「もう少々お待ちください」と笑顔で言うのだ。
 
探し始めて3分位経った頃、レジを待つ列が出来てしまったのだ。
 
僕は特にポストカードが欲しいわけではない。
「もう、結構ですよ」と僕はネエチャンに声を掛けた。
しかし、ネエチャンは「確かあったんですけど・・・」と探すのを止めない。
 
レジに並んだ客が明らかにイライラしている雰囲気が漂ってきた。
 
さすがに僕もイライラしてきたので「もう、ホントにいいですよ!」とネエチャンに
言うと申し訳そうに「すみません」と言ってレジに戻ってきたのだった。
 
ところがレジを再開したと思いきや、ネエチャンは「あっ!」と言いながら

またボックスの中を捜し始めたのである。

 
「お~い!ええかげんにしてくれ~!」と思っていると
・・・


 
「ありました~!!!!!」
 
ネエチャンは声を上げたのだ。
 
「これです!これです!」

とネエチャンは満足げに千尋ちゃんのポストカードを高々と持ち上げたのである。

 千尋ちゃん.JPG

 (問題のポストカード  )

レジを待つ客から一気の注目を浴びる山中千尋のポストカード


『ひえぇぇぇ~ 何てひどい事すんの!~』

『キミ、それは反則や!恥ずかしいやろ!』

『まるで僕が千尋ちゃんのポストカードを欲しがってると思われるやろ!』 


中高生がアイドル歌手のCDを買って特典のポスターを嬉しそうに持って帰るのなら
まだ可愛げもある。
 
しかし、40過のオヤジがアイドルのブロマイドを待っているのと同じなのだ。
 


そして、このネエチャンは僕にトドメをさしたのである。


「傷まないように、ビニールにお包みしますね!!!」


と笑顔でと嬉しそうにビニールで包んでくれた。


『頼む!頼むから早くレジ済ませてくれ~!』


そして『お待たせしてすいませんでした!』とネエチャンは笑顔で言った。
 
僕はレジから逃げるように去った。


目は口ほどにモノを言う・・・

帰り際、レジを待つ人達の目が語っていた・・・


『ええ年こいて、女の写真を欲しがるなよ!』


やはりレコード屋の店員は無愛想でいいのだ。

 

 

先日、山中千尋がTBSの番組『R30』に出演した。

『八木節』のジャズバージョン。
桐生出身の山中千尋が昔から好んで演奏している。
ショートカットにした千尋ちゃん!
この日の演奏は特にパワフルで楽しそうである。


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こんぴらさんにて [歌舞伎]

5月1日、やっと新入社員を各部門へ送り出す事が出来た。
リクルーティング、新入社員教育、人事異動等々・・・
結局、4月は会社を完全に休めたのは3日だけだった。

その内の2日を使って今年もこんぴら歌舞伎を観に行った。


 こんぴら歌舞伎大芝居.jpg 


一昨年前も海老蔵が出演のせいか?チケットが取り難かったのだが、
今年は一昨年以上にチケットをとるのに苦労した。
 
結局、我々は並場席(C席)しか取れなかったのだが・・・・
 
何と座ってみればたいへんに眺めが良好なのである!

 我席より.JPG
 
二階の下手な上場席(A席)より良いのである!
 
まあ、不満を言えば・・・・・・
 
海老蔵のあの『にらみ』がよく見えない程度である。
 

  にらみ.JPG


ご存知の通り歌舞伎は厚化粧のため、顔の原型が解り難くい。
しかし海老蔵の凄い所は一見して海老蔵と解るところである。
不思議な事にとにかく目立つのである。
『華がある』というか大物が持っているオーラを感じるのである。
 
さて、我々が観たのは 『夏祭浪花鑑』
 
海老蔵が男役と女役を同時にこなすというもの。
 
男役での海老蔵はりりしく男が見てもカッコいい。
ところが女役では海老蔵は大きすぎるのである。
他の役者よりかなり身長が高いこともあって大女に見えてしまうのだ。


しかし、やはり海老蔵の人気は凄い。
 
若いオネエチャン達はキャーキャーと黄色い声は上げないまでも、
『エビさま!エビさま!』と、ときめいた会話をしている。

また、若いねーちゃん達だけではない。
おばはん達まで『やっぱ、エビさまやな~!』と楽しそうに話し、また
『エビさまは紅梅亭に泊まってんねん!』と話をしている。
 
『追っかけのファン』なら、まだしも理解できるが、おばはんまでもが
海老蔵の泊まっている場所までチェックしているとは・・・・・
 
海老蔵も若いねーちゃんなら嬉しいだろうが、おばはんでは・・・

昨年はビア樽のようなおばはんが落下してきた事件の印象が強かったが、
今年はお年を召した方々に印象が残った。
 
『お年を召した』&『女性の方々』 といえば・・・・・
 
『近いのである!』  お手洗いが・・・・
 
観劇中、同じ列のお年を召した方々が入替り立代り頻繁にお手洗いに行くのである。
 
金丸座は何分、江戸時代のつくり。
座席や通路のスペースは一般のコンサート会場に比べてもかなり狭い。
 
そこをお年を召した方々が『えら、すんまへん!すんまへん!』と言いながら、
入れ替わり立ち代りお手洗いに行かれるのである。
 
その度に道を空ける為、観劇に対する集中力を失われるのである。
 
また、お年を召すとやはり動きもゆっくりになる。

まるで、スローモーションを見ているような動きのだ。

 
まあ、このようにのんびりした雰囲気が金丸座の”味”かもしれない。
ここでは不思議な事に”ピリピリ”した気持ちにならず、腹も立たないのである。
 
ゆったりと観劇ができる不思議な会場なのだ。


4月の最も忙しく気の張った時期、この2日間はゆったりとした一日を過ごせた。

 

 

以下、旅行記 ~
 
翌日は金毘羅様に行った。

 こんぴら3.JPG
 
まだ桜が咲いていたこの時期。
本当にきれいで気持ちの良い

 こんぴら2.JPG

 

 こんぴら1.JPG 

 

金比羅さんの参道にある地酒、金陵。
買って帰らなければバチが当たる!

 金陵.JPG

巨大な一升瓶のオブジェ! 何升入るのだろうか・・・

 酒.JPG

『巨大栗まんじゅうを発見!』って・・・
おいおい、そんなもの買うてきて誰が食うねん!

 巨大くりまんじゅう.JPG

さすが、香川!うどんの屋台もあったのだ。

 屋台のうどん屋.JPG

『うどん』と言えば、やはり讃岐うどんを食べるのが基本である!


山下うどん

 山下うどん.JPG


『恐るべき讃岐うどん』でSランクに評価されている有名店である。
ぶっかけの元祖といわれるお店。

  山下釜揚げ.JPG ぶっかけ.jpg


釜揚げとぶっかけを食べたのだが、個人的には釜揚げの方が気にいった。
しかし、恐るべき”コシの強い麺” (゚Д゚)ウマー

大将は大の阪神ファンで、阪神が勝った翌日は一段とコシが入るらしい。

 


恒例になった帰りは美しい瀬戸内の島、与島パーキングで一休み。

 与島にて.JPG

何かイベントをやっているようでかなりの人だかりが・・・

 イベント.JPG


風貌から演歌系のおっさんかと思いきや、聞いた事のある曲が・・

、何と、中西圭三ではないか!

 中西圭三ではないか.JPG

 それも思いっきり巨大化しているのだった!

 

   悪役レスラー.JPG 

衣装のせいか、まるでリング入りするプロレスラーのようだった。

  

 

 

 

楽しい旅も終わり、気が付けば夕方が近づいていた。

 与島夕方.JPG


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くらべなければ・・・・・ [ROCK]

お休みを頂いている蟹道楽ですが、緊急更新命令が出ました。


ローリングストーンズのニューアルバム「シャイン ア ライト」が発売されたのだ。
このアルバムはストーンズのドキュメント映画のサントラ盤。
ちなみに映画の監督はマーティンスコセッシ。
『タクシードライバー』、『ニューヨーク・ニューヨーク』、『カジノ』・・・等々。
マーティン・スコセッシはロバート・デニーロ ファンの僕にとって思い入れのある監督。
スコセッシは音楽好きでザ・バンドの『ラストワルツ』の監督としても有名だ。
またスコセッシは40年来、ストーンズの大ファンだという。
そのスコセッシがストーンズのドキュメンタリー映画を撮ったというのだからこれは外せない。

映画はニューヨークのビーコン・シアターでのライブ。
ビッグネームのストーンズのライブは大規模なステージが多いが今回は小さな劇場でのライブ。
インタヴューでスコセッシは『密着感を持つような、小さなステージを撮影したかった』と言う通り
音の感覚が大ホールでのライブ盤とは明らかに違うのだ。
このアルバムの音は『最高の音質のブートレッグ盤』のようだ。
また、リミックスは『ライヴ・リックス』や『スティル・ライフ』も担当したボブ・クリアマウンテン。
まさにライブの生き生きとした音になっている。

そしてこの度の一番の”目玉”は初回限定盤なのだ!

初回盤は以前の記事で紹介した高音質CDの『SHM-CD』盤

これはすぐに購入しなければ売り切れてしまう恐れがある。
ということで、4月9日発売日に購入した。

そして深夜にもかかわらず早速聴いてみた。

気になるの音質は・・・・・

さすが、『SHM-CD』!

ええ音や~!

・・・・・・とは言い切れないのだ。

誤解が無いように言うが、このアルバムは本当に生々しい良い音のアルバムなのだ。
しかし、今まで聴いた『SHM-CD』のような感動がないのである。

なぜなら、比較が出来ないからだ。
今まで『SHM-CD』で感動したのは”以前の通常盤CDの音”を知っていたので
音質向上を実感出来たのだった。

しかし、この度はいきなりSHM-CD盤を聴いてしまった。
比較対象がないので、音質向上を感じる事が出来ないのだ。

かといって比較の為、通常盤CDも購入するようなアホなことは出来ない・・・。

以前、SHM-CDの記事で『同じCDを何回も買い直しさせられる』と不平を書いたが・・・

何とも皮肉な結果というか・・・・・・・


先日、とあるお寺の掲示板で見た”教えの標語”を思い出した。

『くらべなければ幸せである』

 

何とも説得力があり心に響くお言葉である。

 

 

映画「シャイン ア ライト」の予告   『めっさカッコいい!』

日本上映はまだまだ遠く今年の冬の予定らしい。
上映まで半年以上前なのにサントラ盤が発売されるとは!
ちなみに、アメリカは4月上映予定らしい。

 

ザ・ローリング・ストーンズ×マーティン・スコセッシ「シャイン・ア・ライト」O.S.T.

ザ・ローリング・ストーンズ×マーティン・スコセッシ「シャイン・ア・ライト」O.S.T.

  • アーティスト: ザ・ローリング・ストーンズ,バディ・ガイ,ジャック・ホワイト,クリスティーナ・アギレラ
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
  • 発売日: 2008/04/09
  • メディア: CD

曲目を見てDISK2の『悪魔を憐れむ歌』から聴き始めた。
ライブで聴くには最も好きな曲なのだ。

 

 


そして2003年、僕が観た感動の大阪ドームライブのブートレッグ盤から聴いて下さい。
このブートレッグはブートレッグとは思えないほど素晴しい録音である。
僕もライブで『悪魔を憐れむ歌』を一緒になって”Whoo,Whoo!”と叫んだものだ!
長い演奏なので途中でフェードアウトしております。
SYMPATHY FOR THE DEVIL (悪魔を憐れむ歌)

そしてもう一曲! 思いっきり盛り上がるこの一曲を!
START ME UP

 


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哀しみの説明会 ~閑古鳥に会った日~ [JAZZ]

ただ今、リクルーティングの真っ最中である。

近年、学生の就職活動は年々早くなり3年生の1~3月頃がピークである。

また、最近はネットの普及によりリクルーティングの方法がかなり変化してきた。
 
主流はリクナビ、毎コミといった大手就職サイトでの活動になる。
最近の学生はほぼ100%これらの就職サイトを利用して就職活動をしている。


リクルーティングの流れを簡単に説明すると、

①リクナビ、毎ナビといった就職サイトに企業登録をする。
 (この基本料とオプションで300万円以上になる!)

②サイトに登録している学生(学生は無料)に、会社はメール等によりアプローチをかける。

③学生は志望の会社や興味を持った会社にどんどんエントリーする。

④エントリーしてきた学生を集めて数回の会社説明会を開催する。

⑤その後、何度かの面接、筆記試験そして最終役員面接を行う。

⑥そして合否の決定!

  めでたし、めでたし!・・・お疲れさん!・・・

  ・・・では終わらないのだ。ここからが勝負なのだ!

⑦採用内定を出した学生を”口説く”のである。

 これが、一番の難関なのである。

 「君のような優秀な人材が会社には必要だ!一緒にがんばろう!」
 「我が社は堅苦しくなく何事もオープンな雰囲気の会社だ!」
 「管理職を筆頭に先輩社員も親身で頼りがいのある人ばかりだ!」
 「我が社には美人が多い! と言われている・・・」・・・・・等々
 
おだて~誇張~小ウソ~大ウソを駆使して何とか入社させるのだ!
 
今は④の会社説明会で終盤の時期になった。

会社説明会は50名以上の学生を集めて会社をアピールするのである。
 

先日、僕は仕事では縁の無い総務次長に呼ばれた。

総務次長の席に行くと役員の大T部長が一緒に僕を待っていた。
あちゃ~、イヤなコンビである。
大T部長は当社会長のご親戚である。
そのおかげで取柄は無いが役員になったという評判だ。

仕事も少ないのか、いつも"暇そう"余裕をもっている・・・・・

その彼の生きがいは年に一度の新入社員研修の講師なのだ。
一応役員だが普段、社員から相手にされていない・・・
しかし、何も知らない新入社員は”役員として”一生懸命に大T部長の話を聞くのだ。
 
その暇な、余裕のある大T部長が会社説明会に目を付けてしまった。
 
 
大T部長 : 「蟹道楽クン、私が会社説明会をお手伝いするよ!」       
 
蟹道楽  : 「いえいえ”お忙しい”でしょうからご無理をなさらないで下さい。」
      
(蟹本心) : (くだらないヨタ話を聞かされば学生が逃げてしまう!)

総務次長 :  「蟹道楽クン、せっかくの大T部長のご好意は受けるもんだよ!」
          「大T部長、ぜひともお願い致します!」

あ~ぁ、いつもながら総務次長が勝手な事を言っている・・・・・
ちなみにこの総務次長は”社内営業”に命をかけているおっさんだ。
彼は女子社員の選ぶ「ヒラに降格すべき社員」で堂々のトップに選ばれているらしい。

大T部長 : 「学生相手の会社説明会と言えども、役員が行けば説得力があるだろう!」
          「”忙しい”が、学生達に当社の魅力を十分に語るから!ハハハ!」

         「ところで日程は来週の金曜日が空いてるからその日にしたまえ!」
 
何ともまあ、身勝手な無茶苦茶な話である。

蟹道楽   : 「そんな急に言われても学生は集まりませんし無理ですよ!」

総務次長 : 「おい、蟹道楽!大金をかけてインターネットで求人をかけてるだろ!」
         「大T部長、お任せ下さい!私が責任持って仕切りますから!」

あ~ぁ、なんという調子の良さ・・・何も解ってない総務次長が安請負してしまった。


大T部長 : 「ところで会社説明会の場所はどこだ?」
 
蟹道楽  : 「当社の大会議室です」
 
大T部長 : 「アカン、アカン!最初の印象が大切なんだ!ホテルで開催するぞ!」


ホテル?

あほか!

あんたの頭はまだ、バブル期か?

経費の無駄じゃ!


しかし、総務次長は「解りました!ホテルを予約しましょう!」と答えている。

という事で人事部を無視した会社説明会が開催されることになった。
 

・・・そして会社説明会2日前の日、総務次長がやって来た。
 
総務次長 : 「蟹道楽。大T部長の会社説明会、学生の申込は何人だ?」
 
蟹道楽  : 「9人ですわ」
 
総務次長 : 「・・・はぁ・・・109人?」
 
蟹道楽  : 「ちゃいます!ただの9人です!!」
 
総務次長 : 「・・・・・・・、9人?ど、ど、どうするんだよ!」

        「大T部長が説明するんだぞ!」
        
「9人じゃ、オレの面目丸潰れじゃねえか!」


『オレの面目』でリクルーティングをしないで欲しい!

 
 
当たり前の結果なのだ。
”ネットを使えば無限大に会社をアピールできる”と勘違いをしているのだ。
確かに全国津々浦々の学生にメールの発信は出来る。
しかし、当社だけではないのだ!
全国の会社が同じように大量のメール発信をしているのだ!
この2,3年は以前のような就職氷河期とは違い、大企業が大量の新卒を採用している。
その結果、会社を選ぶ学生は有名企業や超大手の企業からのメールしか見ないのだ。

だから、我々人事部はエントリーしてくれた学生一人一人を大切にしているのだ。
メールは便利だが、実際に会ったり、電話で話しをするような”生の声”が聞けない。
その結果、会社も学生も”ドライで割り切った付合い”になってしまう。
ネットの普及によりリクルーティングは非常にやり難くなった。


結局、この会社説明会の申込数は11名、欠席者は4名。
その内、2名は無断で欠席。(無断欠席というのがネットリクルーティングの特徴だ)

さて、大T部長様による”スペシャル会社説明会”が始まった。

ホテルの大広間!

総務次長の発注した、広~い会場に大量の机とイス。

そして7名の学生達。 

哀しい・・・・・

あまりにも哀しすぎる光景である・・・・・

 

大T部長の立つステージには、これまた総務次長が頼んだ立派な金屏風があった。
この大きく立派な金屏風がなお一層、深い哀しみを醸し出していた。

こんなに哀愁の漂う会社説明会は初めての経験だった・・・・・

そして、会社説明会は厳かに終了した。

学生が帰り社員だけになった大広間に大T部長の怒鳴り声が響いた!

大T部長 : 「どうなってるんや!ワシは大恥かいたやないか!」

総務次長 : 「あぁぁぁぁぁぁ、~す、すみません!・・・・・・」

烈火のごとく怒る大T部長は総務次長を怒った。

そして締めくくりに~

大T部長 : 「今度、大連事業部(中国)に管理部門を置く計画があるんや。」
                 「総務次長は大連で基本からやり直したほうがエエんとちゃうか!」

吐き捨てるように大T部長は会場を去って行った。


青ざめた総務次長・・・・・

しばらく黙っていた総務次長がやっと口をひらいた。

総務次長 :  「大連、冗談じゃない!オレは東京に帰るんだ・・・」(彼は東京出身)      

蟹道楽  :  「大丈夫ですよ!大T部長にはそんな人事権はないですから」

総務次長 :  「馬鹿やろう!何といっても会長の親戚なんだぞ!」
                「それと、あの男はヘビのように執念深いんだよ!」
                「そもそも、協力的でなかったお前が悪いんだ!」
                「お前が無能だから、こんな事になっちまった!」

ついに僕に責任転嫁を始めたのである。
少しは気の毒に感じていたが、アホらしくなってきた。

蟹道楽  :  「大連といっても関空から2時間ほどですよ!」
         「新幹線で東京に帰る時間と変わりませんよ!」

この瞬間、総務次長の顔が鬼のような形相になった。

総務次長 : 「蟹道楽・・・オレはお前の事が好きじゃないが・・・・・」
         「オレが大連に行く時は、絶対にお前を一緒に引っ張ってやる!」

         
はぁぁぁ・・・・・ 疲れた・・・

 


そうだった。

この総務次長は社内で一番執念深いヘビのような男なのだ。

  

この度の一番の被害者は「自己満足」や「面目」の犠牲になった学生達である。
この7名の方々を僕は精一杯フォローしていかなければならない。

                         

区切りの紹介アルバムはやはり蟹道楽のシンボル!
チェット・ベイカー・シングス

チェット・ベイカー・シングス

  • アーティスト: チェット・ベイカー,ラス・フリーマン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1995/04/26
  • メディア: CD

20年以上前、廃盤で幻のアルバムと言われていたこのLPが再発売された時
の興奮は忘れられません。
その時、購入したLPから勝手に僕のテーマソングに決めている曲を!

It's Always You / Chet Baker

 

  

ブログを始めて2年2ヶ月、目標だった100記事を達成できました。
スローペースの達成ですが満足しております。
何度か挫折しそうになりましたが皆様のおかげです。

この100記事を区切りに少々お休みを頂こうと思います。

 

ありがとうございました。
                          あなたの蟹道楽より


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